『室井慎次』青島俊作の登場、柳葉敏郎も快諾だった 亀山Pが目撃した“再会”の瞬間
もちろん、青島の登場となれば、トレードマークである緑色のモッズコートは必須アイテムだ。『THE FINAL』の後、青島のコートは織田が所有していたそうだが「実は当時の流行りで作ったので、(丈が)短いんです」と亀山プロデューサー。そこで、本作のラストシーンのためにコートを新調して、織田は青島として撮影現場に入った。「今は少し長めの方が(見栄えがいい)ということで、ワンシーンのために『作ります』と言いました。織田さんには『作るということは、どういう意味かわかっていますよね?』といってお別れしました」
新潟ロケに参加した織田は、本広監督とセリフを最終調整して撮影に臨んだ。すでにクランクアップしていた柳葉も、青島の登場シーンを見届けるために撮影現場を訪問。“室井慎次”としてではなく、“柳葉敏郎”として青島を迎え入れていたそうで、亀山プロデューサーは「胸が熱くなりました」と感慨深げに語っていた。(編集部・倉本拓弥)
『室井慎次 敗れざる者』『室井慎次 生き続ける者』は全国公開中
『踊る大捜査線 N.E.W.』2026年全国公開