アラサーが選ぶ「ノーマルカラージャケット」。若さと大人っぽさの狭間で役立つ王道の魅力
ステイヤングと大人っぽさの間。当のアラサー世代はピンとこないかもしれないが、冷静かつ情熱的に喫緊の課題と向き合いたいと思う。 【写真10点】「アラサーのカラージャケット」の詳細を写真でチェック で、浮かんできたのがノーマルカラージャケット。フツウをいかにウマく着るか、が結局は大切だってこと。
① 適度なドロップショルダーでモダンな印象に
阿部良平さん(33歳) 襟は当然のこと、着丈もノーマル。でもよく見ると、適度なドロップショルダーがモダンな印象。レトロ感のあるコーデュロイジャケットを、ディテールの妙でフレッシュに見せる。
そんな主役を支えるのが、ニットとデニムの王道コンビ。ニットのサイズはコンパクトに、デニムは裾を軽くロールして。
まとまり良し、行儀良し、センス良し。満点。
② デニム・オン・デニムを大人っぽく味付け
王さん(30歳) ドリズラーのアップデート版ともいうべきデニムジャケットを、センターシームが際立つブラックデニムとともに。デニム・オン・デニム特有のワイルドさは抑えられ、実に今日的なコーディネイトに映る。 インナーにはポロシャツを選び、襟元の大人っぽい印象をさらに強調。控えめな生成りフレームのサングラスも、見事にハマっている。
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③ マルニのセットアップを白のタートルニットと合わせて上品に
阪永大樹さん(30歳) ジャケット? シャツ? その辺の細かいところは遠くに置いておこう。マルニのセットアップを、白のタートルニットと合わせて上品に。30歳にしてこの感覚、恐れ入る。 全体の品の良さを損なわず、一方で遊び心をも演出するコーデュロイキャップ&テッキーなシューズ選びもベテラン顔負け。女子ウケだって、自然と期待できそう。
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◇ 迷ったら、まずは基本に立ち帰る。そこからどうハミ出すかが、腕の見せどころなのだから。大人とコドモの間で揺れる30代の着こなし、その屋台骨となるノーマルカラージャケット。あらためて、装う楽しみを気付かせてくれる。
OCEANS編集部