山口祥行 崔哲浩監督との秘話明かす 崔「感動したんですけど、仕上がったのを見たら…」
俳優の山口祥行(53)が2日、都内で監督の崔哲浩(45)、福士誠治(41)と共にトリプル主演を務める映画「ぴっぱらん!!」の舞台あいさつに出演した。 韓国語で「血と雨」を意味する「ぴっ」。「風」の意味を持つ「ぱらん」と名付けたタイトルのように雨が降ったこの日。満員の客席を見つめた山口は「題名のごとく雨が降っている。風はちょっとないけど、ぴったりの日に来て下さりありがとうございます」と感謝した。 映画は、25年前に父を暗殺された極道3兄弟の固い絆を描いたもの。山口が長男、崔と福士が弟を熱演した。 山口が「僕は犬好きなんで、弟達のことは愛犬として見ていました」と撮影を回想。 「そう言われたら、頭なでてもらうしかないですよね」と隣にいた崔が、山口の胸元に頭を差し出すと、山口がその頭をなでなで。会場を沸かせていた。 崔は2度目の監督作で、主演、エンディング曲も務めた。 山口は崔がデビュー作の「北風アウトサイダー」を撮った時に、「脚本を書いたのに、自分の役をおろそかにしていたと感じたので、『次にやるときはナルシストくらいやっちゃえよ』と言った」と最新作での奮闘ぶりにつながるやりとりがあったことを告白。 崔は「感動したんですけど、仕上がったのを見たら『出過ぎ!』と言われました」と頭を苦笑いしていた。