新1年生に「ピカチュウ」の交通安全ワッペンを配布! でもフリマサイトで「転売」が続出!? 売ってしまうと「保険」も受けられなくなるって本当?
今年の小学校新1年生に配布された交通安全ワッペンに「ピカチュウ」の絵がついていてかわいいと話題です。 ▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得? それぞれの水道代・ガス代を比較 例年は男の子と女の子が並んで横断歩道を渡るデザインでしたが、今年はピカチュウも一緒に横断歩道を渡るデザインとなっており、今年小学校に入学した筆者の息子や息子のお友達も「ピカチュウがかわいい」と大喜びでランドセルや帽子にワッペンをつけて、毎日元気に登校しています。 そんなピカチュウデザインの交通安全ワッペンですが、実はフリマサイトでの転売が問題となっています。確かにポケモンのキャラクターは子どもだけでなく大人にもとても人気なので、今年の小学1年生しか手に入れられない交通安全ワッペンは「レアグッズ」ともいえるでしょう。 本記事では交通安全ワッペンと、フリマサイトでの転売について解説していきます。
新1年生に配布される「交通安全ワッペン」
交通安全ワッペンの新小学1年生への贈呈は、みずほフィナンシャルグループ、損害保険ジャパン、明治安田生命、第一生命が共同でおこなっている事業です。子どもたちの交通事故防止を目的として1965年からスタートし、毎年新1年生を対象にワッペンが配布されます。 今年は取り組み開始60周年を記念して株式会社ポケモンの協力のもと、子どもたちの大人気キャラクターであるピカチュウがデザインされたワッペンが配布されました(写真1)。ワッペンを身につけることで、子どもたちに交通安全を呼びかけ、ドライバーに注意喚起をするという目的があります。 写真1
筆者提供
ワッペンには保険が付帯されている
この黄色いワッペンはただの飾りではなく、交通事故傷害保険が付帯されています。被保険者は黄色いワッペンの交付を受けた小学校の新1年生で、保険期間は黄色いワッペンの交付を受けた日からその年度末までとなっています。 この保険は登下校中に発生した交通事故により被保険者が死亡あるいは後遺障害が残った場合が対象で、被保険者1人につき50万円の保険金が支払われます。事業は先ほど解説した4社の合同となっていますが、引受保険会社は損害保険ジャパン株式会社です。