このままだと失敗…。前半戦ガッカリだったJ2の新戦力10人。力を発揮できなかったのは?
DF:藤谷匠(栃木SC) 生年月日:1995年12月6日(28歳) 前所属クラブ:FC岐阜 2024リーグ戦成績:18試合0得点1アシスト 藤谷匠は、2018年にFC岐阜に加入してプロキャリアを始めた。2年目にJ2で19試合に出場すると、2020シーズンからはクラブの降格に伴い、J3でプレーすることになり、コンスタントにプレーして経験を重ね、今季から栃木SCでプレーしている。 J3で活躍を続けた藤谷は、もともと身体能力が高いセンターバックだったが、岐阜でキャリアを重ねる中で周囲を見渡す能力も身につけたことでよりバランスを取って守れるようになり、栃木ですぐにレギュラーに定着した。 しかし、肝心の栃木の守備がかなり問題で、第19節まで終えて37失点はリーグでワーストの数字だ。2023シーズンはシーズントータルで47失点という数字だっただけに、守備の崩壊はすぐに修正したい。 もちろん、栃木の守備の問題は藤谷だけが悪いわけではない。ただ、第11節の鹿児島ユナイテッドFC戦では最終ラインのボール回しで足にボールがつかずにロストしてしまったところから失点を許すなど、はっきりと藤谷の責任と言える失点があるのも事実だ。
DF:マテウス・モラエス(ベガルタ仙台) 生年月日:2001年3月6日(23歳) 前所属クラブ:横浜FC 2024リーグ戦成績:4試合0得点0アシスト ブラジル人のマテウス・モラエスは、横浜FCから完全移籍で加入したが、ここまでのリーグ戦出場はわずか31分となっている。 188cmの長身に加えてスピードもあるマテウス・モラエスは、昨季J1で17試合に出場しており、J2のベガルタ仙台では即主力として期待された。だが、シーズン序盤で出遅れると、その後も出場時間を増やせていない。 仙台は5月、マテウス・モラエスが左膝の手術を受けたことを発表。「以前から違和感のあった箇所」と説明されていることでそれまで出番が少なかった理由が明らかになったが、12週間程度の離脱とされており、復帰にはまだ時間がかかる。 仙台は上位につけているものの、守備が手薄なのは気になる要素だ。負傷という不運な要素だとしても、マテウス・モラエスの加入で対処できるとみていたクラブにとって大きな誤算であることは間違いない。
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