このままだと失敗…。前半戦ガッカリだったJ2の新戦力10人。力を発揮できなかったのは?
FW:ファビアン・ゴンサレス(ヴァンフォーレ甲府) 生年月日:1992年11月23日(31歳) 前所属クラブ:ジュビロ磐田 2024リーグ戦成績:15試合2得点0アシスト コロンビア人のファビアン・ゴンサレスは、2021年から3シーズンにわたってジュビロ磐田でプレーし、今季からヴァンフォーレ甲府に加入した。 身長187cmのファビアン・ゴンサレスは、センターフォワードのレギュラーとして甲府の前線に君臨しているが、リーグ戦の得点は第14節・ブラウブリッツ秋田戦の2得点のみ。アダイウトンが8得点、ピーター・ウタカが6得点を挙げていることを考えると、外国人助っ人として物足りなさがある。 ファビアン・ゴンサレスは、磐田時代にゴールを量産していたわけではないが、レギュラーとしてプレーした時期がほとんどなく、出場停止の時期が長かったことも影響している。その中で一定の結果を残しており、2022シーズンは657分間の出場で6得点を挙げていることを考えると、今季の785分間出場で2得点というのは満足できない。 甲府は第19節まで終えて29得点を挙げており、十分に高い得点力を誇っているが、ファビアン・ゴンサレスがコンスタントにゴールを決めていれば、リーグ屈指の攻撃陣となっていたかもしれない。
FW:ガブリエル・シャビエル(ファジアーノ岡山) 生年月日:1993年7月15日(30歳) 前所属クラブ:シャペコエンセ(ブラジル) 2024リーグ戦成績:6試合1得点0アシスト ブラジル人のガブリエル・シャビエルは、かつて名古屋グランパスで10番のユニフォームを着て活躍したFWだ。昨年9月にシャペコエンセとの契約を解除してフリーとなり、今季はJ2のファジアーノ岡山に加入している。 ガブリエル・シャビエルは、2017年夏に名古屋の一員となり、J2で16試合に出て7得点15アシストという驚異的な活躍をした。翌2018シーズンはJ1で6得点11アシストという成績を残しており、岡山での大活躍が期待されたが、ここまでリーグ戦の出場はわずか6試合。デビュー戦となった第6節のザスパ群馬戦では途中出場で決勝点を挙げて最高のスタートを切ったものの、その後は沈黙し、第12節以降はコンディションが良くないのか、ベンチ入りもしていない。 ピッチに立てば抜群の技術と正確なキックで活躍できる能力があるはずのガブリエル・シャビエルだが、この稼働率ではガッカリと言わざるを得ないだろう。