娘が会社を辞め、「カフェを始める」と言っています。仮に開業したとして、安定して稼げるまで何年くらいかかるのでしょうか?
おしゃれな雰囲気でSNS映えするカフェを自分で開きたいと考える方もいるでしょう。しかし、独立してカフェを経営するとどのくらいまでに安定して稼げるようになるのか不安を感じる人もいます。 本記事では、カフェを経営してからどのくらいで安定して稼げるようになるのかを紹介するとともに、必要な費用や軌道に乗せるためのポイントも紹介します。
カフェの経営が軌道に乗るにはおよそ半年以上はかかる
カフェを開業して経営が軌道に乗るまでには、およそ半年から1年ほどかかるといわれています。そのため、軌道に乗るまでに資金が不足して行き詰まらないよう、経営にかかる費用を事前に確認しておかなければなりません。 お店の場所や大きさ、従業員の数など、オープンに必要な準備とともに経営を維持するための費用も計算しておきましょう。カフェが人気になれば1日の集客数が数百人に上ることもあります。しかし、開業したてで人気や知名度がまだ高くない場合、1日の集客数が数十人となることもあるでしょう。
カフェを開業する際に心得ておきたいこと
憧れのカフェを開業しオーナーとして経営を始めても、すぐに人気店となり売上を順調に伸ばせるとは限りません。オープンしたてでは、月収が10万円にも満たないこともあるでしょう。カフェを経営するのであれば、オープンしてから数ヶ月は生活費をまかなえない可能性があることも視野に入れて準備を進めることが大切です。
カフェの開業に必要な費用
ここではカフェの開業に必要な費用を紹介します。1つ目は物件にかかる費用です。カフェは立地によって集客数が大きく異なる可能性があります。人通りが多く好立地の物件は、費用も高くなるため、予算と相談して場所を決める必要があります。 また、店舗物件は一般的な住まいの賃貸よりも敷金・礼金や家賃が数倍かかることもあり、規模によっては数百万円必要になることも珍しくありません。 2つ目は、内装工事にかかる費用です。人気や話題を集めるためには、カフェのコンセプト作りが大切です。コンセプトに近づけるためには、内装を充実させる必要があります。内装をこだわるほど工事費用が高くなり、場合によっては百万円以上かかることもあるでしょう。 3つ目は、厨房機器にかかる費用です。必要な厨房機器や設備は提供するメニューによって異なります。専用のエスプレッソマシンやパン窯を導入する場合には数百万円以上かかるケースもあります。食器もブランドにこだわったり、数が多かったりすると費用がかさむため、事前にいくつ必要か確認しておきましょう。