近所の練習場に“弾道計測器”が導入されたけど… 飛距離よりもチェックすべき数値とは? “ミート率”はどう求める?
弾道計測器でほかに役に立つ情報は?
さらに、三浦氏は「まず、弾道計測器は正確な値が表示されるよう、説明書に沿って正しくセッティングしなければならない」といいます。 「例えば、有名な計測器の一つで『トラックマン』と呼ばれるものがありますが、セッティングする際はボールを打つ方向の真後ろに合わせなければなりません。そうしないと、実際はまっすぐ飛んでいるのに数値上では打ち出し方向が左右にずれているように見えたり、反対に左右に曲がっているのに、まっすぐ飛んでいるように見えたりしてしまいます」 「『スカイトラック』もよく知られた計測器ですが、こちらはスイング軌道と平行に置き、本体から照射されるレーザーをティーに合わせるのが、正しく弾道を測るコツです」 「また、弾道計測器といえばインドアゴルフや打ちっぱなしに置いてあるイメージも強いですが、もちろん個人で買うことも可能です」 「プロ仕様の本格的なものであれば数百万円するものも珍しくないですが、数万円程度で購入できる安いタイプも多く売られており、中でもユピテルから発売されているものは2万円弱で手に入れられます。表示できる項目は、ヘッドスピードやボールスピード、ミート率など必要最低限に抑えられていますが、持ち運びも簡単なので使っている人は結構多いと思います」 弾道計測器の使い方や数値の見方を知っていれば、自分のスイングで何処を直すべきなのかだけでなく、よりフィットしたクラブを選ぶ判断材料として大いに活用できるようになることでしょう。
ピーコックブルー