「落とし穴があるかもしれない」韓国。最下位のパレスチナに勝てなかった”ツケ”が回ってくる恐れもあるか【W杯アジア最終予選/識者の見解】
救世主的存在になっているのは?
北中米ワールドカップのアジア最終予選のグループBで首位に立つのは韓国だ。パレスチナにホームとアウェーでいずれも引き分けたものの、他の4試合は「苦しみながらも決めるべきところで決めて勝っている」(識者の河治良幸氏)。 【PHOTO】日本代表を応援する「美女サポーター」を厳選! <グループBの順位表/2024年11月19日現在) 1位/韓国/勝点14/4勝2分/12得点・5失点 2位/イラク/勝点11/3勝2分1敗/5得点・3失点 3位/ヨルダン/勝点9/2勝3分1敗/9得点・5失点 4位/オマーン/勝点6/2勝4敗/6得点・9失点 5位/クウェート/勝点4/4分2敗/5得点・11失点 6位/パレスチナ/勝点3/3分3敗/4得点・8失点 「ここまでよく勝点14を獲得できたという印象」とは河治氏。 「パレスチナとのドローがクローズアップされがちですが、他の4試合は勝ち切っていますから持ち前の勝負強さは健在です」 なかでも河治氏が評価したのは、FC町田ゼルビアでも活躍したFWのオ・セフンだ。 「彼は韓国にとって救世主的存在になっています。欧州組もいる中で、Jリーガーが活躍しているのは本当に素晴らしいです(最終予選でここまで2得点)。もう世界に見つかっちゃたかなと」 ただ、河治氏は「それでも韓国は飛び抜けた存在ではない」と言う。ここまでの戦績を見ても、確かに接戦は多い。 1節/パレスチナ戦(H) △0-0 2節/オマーン戦(A) ○3-1 3節/ヨルダン戦(A) ○2-0 4節/イラク戦(H) ○3-2 5節/クウェート戦(A) ○3-1 6節/パレスチナ戦(A) △1-1 今後もしかすると、最下位のパレスチナに勝てなかったツケが回ってくる恐れもあるか。 「残り4試合、どこかに落とし穴があるかもしれません。気が抜けないゲームが続くと思います。自動突破の2位以内に入れるか。正直、予断を許さない状況だと見ています」(河治氏) 7節・3月20日/オマーン戦(H) 8節・3月25日/ヨルダン戦(H) 9節・6月5日/イラク戦(A) 10節・6月10日/クウェート戦(H) あえて最後に韓国のポジティブな材料を示すなら、残り4試合のうち3つがホームで戦える点だろう。 構成●サッカーダイジェストTV編集部
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