90%以上の親が不安を感じる「小学生の壁」登下校や緊急時…“我が子の安全”を確保するためにできること
Q.集団登校がないなんて! どうすればいい?
体験談と対処法 <登下校班がなく親が連れていく> 学校に登下校班がなく、親が連れて行くシステムだった。勤務時間と登校時間によっては遅刻してしまう。(なつなつさん) 『コロナ中だったのでフレックスや在宅勤務が使えたのでなんとかなった。今後、使えなくなるので不安。』 ----------------------- <集団登校がなく不安> 集団登下校がないため一人で歩かせるのが不安だった。(Ssnowさん) 『朝は途中まで送り、帰りは学童にお迎えに行った。正直、保育園のときより大変だった。』 ----------------------- この二人のケースは親がやりくりできたとのことですが、まずは、夫婦でどうにか働く時間をやりくりできないかを相談してみましょう。子どもの送りで不安なのは約1か月間が目安と考えておきましょう。 地域にある学校なら、子どもも慣れてくれば、一人で学校に行くことができるようになります。 親の方もずっとと考えると、どう調整したらいいかと途方に暮れてしまいますが、とりあえず約1か月間、夫婦で日にちを分けるなどして、仕事をやりくりできないか考えてみましょう。 難しい場合は、地域のファミリーサポートを利用してみましょう。自治体が行っている事業のため低料金で利用することができます。ファミリーサポートと聞くと、子どもの預かりをしてもらうイメージですが、学校や習い事の送迎だけをお願いするケースも少なくありません。 放課後は、学校や学童にファミリーサポートさんが迎えに行き、習い事に連れて行ってもらうなどのケースもあります。どういったサポートが受けられるか、わが家はどんな風に頼みたいのか、いろいろ調べてシミュレーションしてみましょう。 もうひとつは、友だちと一緒に通学してもらうという方法です。少し早いけれどちょっと友だちの家にお邪魔させてもらって一緒に登校できれば、親としても安心です。「よそのお宅に早めに行くなんて迷惑では?」と思うかもしれませんが、相談してみると「一緒に行ける方が安心だから、そうしよう」と言ってくれるかもしれません。 まずは相談してみて、「難しい」と言われたら、次の方法を考えてみましょう。 友だちの家へお邪魔させていただくということは、子どもにとっても、とても貴重な体験です。部屋に上がらなかったとしても、ドアノブや玄関の様子、友だち親子の会話を聞いて、わが家とは違うな、と感じることもあるでしょう。 場合によっては、少し上がらせていただいてお水を飲ませてもらうなんてこともあるかもしれません。「靴をそろえて上がってね」と友だちのママから声をかけられたり、お邪魔する、という意識から自分で靴をそろえて上がらせていただくなんてこともあるでしょう。 お水を飲ませていただくコップももちろんわが家とは違いますね。子どもにとって、わが家と違う友だちの家の体験は、とても貴重な経験になります。