血圧低下にも期待! バナナよりもカリウムが豊富な食べ物 8選
体に必要な栄養素について考えるとき、まず頭に浮かぶのはたんぱく質、食物繊維、カルシウム、さらにはオメガ3脂肪酸あたり。でも、カリウムは? 体に必須の電解質にも関わらず、カリウムはあまり目立たない栄養素だ。 カリウムには、神経と筋肉の相互コミュニケーションをサポートしたり、ほかの栄養素を細胞に移動させるサポートをしたり、ナトリウム値を抑制する働きがある。 アメリカ国立衛生研究所によると、カリウムを十分に摂取しないと高血圧(塩と密接な関係があるため)を引き起こし、腎臓結石のリスクを高める可能性があるのだそう。これでカリウムを軽視すべきではないことが分かったはず。 にも関わらず、アメリカ人のための2020~2025年の食事ガイドラインでは、カリウムは不足しがちな栄養素に挙げられています、と登録栄養士のミア・シンさん。そのため、カリウムは公衆衛生的にももっとも懸念される栄養素と考えられている。 カリウムならバナナというイメージがあるけれど、うれしいことにバナナ以外にもさまざまな食品にたくさんのカリウムが含まれている。米農務省(USDA)によると、中くらいのバナナ1本には422mg(1日あたりの推奨摂取量である4,700mgの約9%)のカリウムが含まれるけれど、それより含有量の高い果物や野菜も多くあるという。 含有量が高いと認められるには、その食品に1サービングあたり200mg以上のカリウムが含まれていなければなりません、と話すのは、リンドーラクリニックのチーフメディカルオフィサーで、サプリ販売会社「Nucific」の栄養責任者でもあるエイミー・リー医師。 今回は、1日あたりの推奨摂取量をクリアしているだけでなく、バナナよりもカリウムの多い食品をご紹介!
1.サーモンの缶詰
約140gの缶1つで、442mg(推奨摂取量の10%)のカリウムが手に入る。 そのうえオメガ3脂肪酸が豊富なサーモン。オメガ3脂肪酸は、目、心臓、脳の健康に不可欠な脂肪で、人間の体内では作ることができない栄養素だ。 サーモンはほかにもビタミンB群が豊富で、赤血球の生産を助け、食べた物をエネルギーに変換するのに役立つ。たんぱく質の優れた供給源でもあるので、ダイエット中の人や筋肉を構築したい人にもぴったり。