簡単に料理上手になれる! 料理のプロに聞いた「ピピッとコンロ」の便利な使い方
☑︎ 湯わかし機能で毎日快適
お湯をわかすときにボタンを押しておけば、沸騰したらピピッと鳴って、自動的に火が消えます。何でもないような機能ですが、これはたぶん毎日使う便利機能です。 これ以降の話にも共通するのですが、僕は基本的に「何かしながら」料理をすることが多いです。仕事をしながら、本を読みながら、SNSをしながら、etc……そんな時、そっちに集中していてもちゃんと気づかせてくれるこの機能は実にありがたい。当然吹きこぼれも防げますしね。忙しい人や多趣味な人には特におすすめの機能です。
☑︎ 湯わかし機能でダシをとる
ちょっとした裏技です。昆布や煮干し、あるいはだしパックでダシを取る時は、低温からゆっくりわかすとおいしいだしになります。特に昆布は、グラグラ沸騰させることを極力避ける必要があります。 そこで僕はそんな時、鍋を火にかけ、火力を最弱にして湯わかしボタンを押します。水の量にもよりますが、だいたい30分くらいでピピッと鳴ります。もちろん急いでいる時は、少しだけ火を強めれば時間自体は短縮できます。いずれにせよ、センサーが沸騰を感知するのはグラグラに沸くより少し手前なので、まさにダシ取りには最適なのです。 昆布と水を火にかけて、ピピッと鳴ったら昆布を取り出し、もう一度今度は中火にかけて、数秒でグラッとわいたらかつおぶし投入。これで毎日楽々、料理屋さんみたいなダシが楽しめます。
☑︎ タイマー機能が地味に便利
タイマーがピピッと鳴って火が消える、という単純な機能ですが、複数の料理を同時進行する時など、何気に便利です。普通、タイマーは家に1個しかないことが多いですし、コンロから一歩も動かずにその場で操作できますしね。 かつてタイマーを落として壊してしまった時は、しばらくの間、これだけで凌いでいたこともあります。まあ結局、タイマーはタイマーでまた新しいのを買ったんですけどね。
☑︎ 魚焼きグリルも安心して使えます
これはどちらかというと便利機能というより安全機能の話です。コンロ内蔵の魚焼きグリルは日本が誇る「簡易オーブン」ですが、焼いている間、中の様子が見えないという欠点もあります。焼き魚をついうっかり真っ黒に焦がしてしまった経験がある人も少なくないでしょう。 ピピッとコンロの魚焼きグリルは、天板の温度が上昇しすぎると安全装置が働き、ピーッと鳴って火が消えます。その場合、全く焦げていないわけではないのですが、焦げすぎて食べられないほどにはまずなりません。むしろ攻め気味の焼き加減が香ばしくておいしかったりもするくらいです。 魚焼きグリルは魚だけでなく、肉、野菜、パンなど、案外色々な使い方が可能です。せっかくなので、安心してフル活用したいところです。