オリックス・内藤鵬、120メートル満塁弾 〝岸田新体制1号〟で猛アピール
オリックス・内藤鵬(ほう)内野手(20)が9日、高知市で行う秋季キャンプのケース打撃で無死満塁から左越え本塁打を放った。炭水化物や油ものを控え減量中の20歳が〝岸田新体制1号〟で猛アピールだ。 「気持ち良かった。満塁で『フリー』のサインだったので、長打を狙っていた」 才木の直球を完璧にとらえ左翼へ推定120メートルの特大アーチ。豪快なチーム1号に、岸田監督は「めちゃくちゃ飛んでましたね。びっくりした」と目を丸くした。 内藤は2023年に日本航空石川高からドラフト2位で入団。この2年間は左膝と左肩を手術するなど故障に泣いたが、今季の最終盤で1軍デビューを果たし、プロ初安打もマークした将来の大砲候補だ。 中嶋前監督と波留2軍監督の勧めで今オフからダイエットに着手しており、炭水化物や油ものを控えたことで103キロだった体重は1カ月たらずで2キロ減。この日の昼食もうどん半玉のみで「リバウンドをしないように」と初々しく笑う。 目標体重は95キロ。一、三塁のポジションは頓宮や宗らがいる激戦区だが負けない。この秋から心身ともに生まれ変わる。(織原祥平)