東京都心で30℃超 10月の真夏日は3年ぶり 晴れる地域は夏の暑さ 雨の西日本は気温下がる
きょう(水)午前10時半すぎ、東京都心は気温が30℃を超えた。10月の真夏日は3年ぶりとなる。東日本の太平洋側は午後も晴れて、時季外れの暑さとなる地域が多く、関東や東海は広く30℃を上回る見込み。一方、南西諸島や西日本は広く雨となり、先島諸島や九州を中心に、雷を伴い激しく降る所がありそうだ。
暑い地域 降る地域
東北南部や関東、東海、近畿にかけては晴れる所が多く、午後は各地で気温が高くなりそうだ。30℃以上の真夏日地点が続出するため、夏休み終盤あたりの気温だと認識しつつ、屋外での作業や運動は適切な暑さ対策を施すようにしたい。一方、西日本で雨が降る地域は、きのうより気温が下がり、九州北部や山陰は肌寒いくらいの所もありそうだ。
秋雨前線や湿った空気の影響で、午後は西日本や、北陸から北の日本海側に雨雲がかかる見込み。九州南部は局地的に激しい雨が降り、四国や中国でも雨脚が強まりそうだ。道路の冠水、河川の増水、落雷や突風に注意が必要となる。北陸や東北の日本海側も、一時的に雨の強まる所がある見通し。
2つの台風
台風17号は次第に日本から遠ざかるが、北日本の太平洋側は引き続き高波に注意が必要だ。南シナ海にある非常に強い台風18号は、今後は台湾付近を北上するが、動きの遅い状態が続くため、沖縄は週末にかけて台風の影響が長引く見通し。先島諸島を中心に、うねりを伴った高波に警戒で、強風や土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒が必要となる。
広い範囲で雨に
あす3日(木)は全国的に雨で、西日本や東海で局地的に激しく降る見込み。遅い時間には北海道にも、発達した雨雲が広がる可能性がある。なお、4日(金)にかけては、西日本や東海だけでなく、北陸でも雨の降る時間が長くなる所がありそうだ。今後も、最新の気象情報に注意が必要となる。 (気象予報士・高橋和也)