【MLB】打点王・ボームがHRダービー出場 「今後チャンスがあるかわからない」 ヘンダーソンに次いで2人目
日本時間7月6日、ナ・リーグの打点王争いでトップを走るアレック・ボーム(フィリーズ)が今年のホームラン・ダービーに出場することを表明した。ボームはすでにファン投票で自身初のオールスター・ゲームに選出されており、ホームラン・ダービーへの出場を表明したのはガナー・ヘンダーソン(オリオールズ)に続いて2人目。ボームは今季11本塁打、キャリアハイも昨季の20本塁打と決して長距離砲ではないが、ホームラン・ダービー出場の打診を受け、「今後チャンスがあるかわからない」と出場することを決めたようだ。 2018年ドラフト全体3位指名でフィリーズに入団したボームは現在27歳。トップ・プロスペクトとして大きな期待を背負い、メジャーデビューした2020年には44試合で打率.338、OPS.881の好成績を残した。そこから数年間は伸び悩んだが、昨季は打率.274、20本塁打、97打点、OPS.764と自己最高の成績をマーク。メジャー5年目の今季はここまで85試合に出場して打率.296、11本塁打、70打点、OPS.835を記録し、ナ・リーグの打点王争いでトップを走っている。 「子供のころは毎年、ホームラン・ダービーを観るのが楽しみだったんだ」というボーム。「97マイルの沈むボールを投げてくるわけではないから優勝も狙えると思っている」と語った。ボームは大学1年生のときにコースタル・プレイン・リーグのホームラン・ダービーで優勝した経験があり、そのときに打撃投手を務めてくれたスコット・ウィンゴに今回も打撃投手をお願いすることを計画しているようだ。 フィリーズの選手では、過去にボビー・アブレイユ(2005年)とライアン・ハワード(2006年)がホームラン・ダービーを制しており、ボームは球団史上3人目の優勝を狙うことになる。なお、今年のホームラン・ダービーは日本時間7月16日にレンジャーズの本拠地グローブライフ・フィールドで行われる。