【箱根駅伝】国学院大は総合3位 3冠逃した前田監督「私自身まだまだ勉強不足で、力不足だった」
第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の復路が3日に行われ、大学駅伝3冠を狙った国学院大は10時間50分47秒で総合3位だった。 今季は出雲&全日本大学駅伝を制し、箱根で初優勝を狙ったものの、往路で6位に沈んだ。それでも、復路では7区で区間2位の辻原輝(2年)、10区で区間3位の吉田蔵之介(2年)などが安定感のある走りを見せ、優勝した青学大、2位の駒大に次ぐ3位でゴールした。 大会終了後に前田康弘監督(46)は「チームとしての力が青山(学院)さん、駒沢さんに劣っていたという結果だと思う。出雲と全日本で勝って(強さを)証明できた部分はあると思うし、それはまぐれではないし、選手たちをたたえてほしい。ただ、箱根駅伝はもっと深みがあって、10人を使うこの駅伝で、私自身まだまだ勉強不足で、力不足だったと思う」と振り返った。 2020年大会に並ぶ過去最高タイの3位。それでも、指揮官は「目指しているところは3位じゃないので。5年前の3位とは違って、私も悔しさしかない3位なので。私自身もこの5年間でいろんなものを得て、価値観が変わってきて、今の3位が悔しいと思えるチームになった」と唇をかんだ。 その上で「(4位の)早稲田さん、(5位の)中央さん、青山さん、駒沢さんと強いチームが増えてきている。少しでも気を抜いたら(箱根では)やられると思うから、そこは選手と共有しながら新たな〝新生・国学院〟をつくっていきたいと思います」と箱根路での雪辱を誓った。
東スポWEB