「アラフィフです。気力が湧かず、この先楽しいことがあるとも思えません。でもそんな私に夫は無関心で、趣味や遊びに楽しそうです」/人間関係、仕事、セックス…アラフィフの”モヤモヤ”を一刀両断!藤森かよこの「読むワクチン」
困難な時代を生きるつらいあなたの応援団、藤森かよこ先生にアラフィフならではのモヤモヤを解消していただく本連載。最後は、気力がわかず、いつもだるくて憂鬱なのに夫は趣味に興じて楽しそう、というモヤモヤ。藤森先生からの即効性のある言葉のワクチンをお届けしよう。
<51歳専業主婦のモヤモヤ>
「最近、気力がわきません。 何をしても楽しくないというか、何かをしようという気が起きません。いつもだるくて憂鬱です。 夫は私に無関心で、相変わらず趣味や遊びに興じています。 この先、自分の人生に楽しいことが待っているとは思えません」
<藤森かよこ先生があなたに打つ「本日の言葉のワクチン」>
あなたは今、とても疲れているのでしょう。 ただ、気力が湧かなかったり、だるかったりするのは普通のこと。だって、いろいろな問題がそこかしこで噴出している現代社会に生きているんですから、そりゃあ、誰だって楽しくないときだってありますよ。あなたが特におかしいわけではないと思います。 一方で、夫は楽しそうに趣味や遊びに興じているんですよね。 憂鬱な気持ちでいるあなたを放ったまま、パートナーが一人で楽しそうに過ごしているのを横目で見ていたら、憂鬱な気持ちが倍増しそうです。 でも、あなたも遊べばいいんですよ。とはいえ、今はその気力がないということでしょうから、徐々に元気が出てきたところで、遊べばいいのです。 人生には休まなくてはならない時期というのがあります。
大学教員にはサバティカルという、数年に一度の長期休暇があり、海外で学んだり、研究に没頭したりと充電期間として過ごします。 こうしたサバティカルは企業でも取り入れるべきだと私は思っていますし、そうした取り組みに積極的な企業がよい人材を採用できるとも考えています。 家庭も同じです。 今はゆっくり休んで、気力を取り戻したら、おおいに遊びましょう。家事もストライキして遊びに繰り出しましょう。 あなたにも趣味や好きなものがあるなら、迷わずそこに向かってください。特にそういったものがないなら、興味が持てそうな何かを見つけてください。 夫があなたに無関心なら、あなたも無関心になって、放っておけばいいじゃないですか。 夫に対して、あなたはもっと自分勝手になっていいんですよ。 「そっちが自分勝手に遊ぶなら、私もそうするわよ」と揺さぶりをかけてもいい。 とはいえ、夫はあなたに離婚を迫ることはしていないんでしょう? そうであるなら、あなたに対して夫は本当の意味で無関心なわけではない。 わかりやすい言動で「君が必要だよ」と伝えてこないだけで、一緒にいたいんだと思います。だから、あなたも趣味や遊びに興じて、これからの二人の生活のあり方に夫を慣れさせればいいのです。 思い詰めすぎると、なんらかの病気につながります。多少無理してでも、あなたが少しでも楽しい!と感じられるように工夫して遊び、心を休めてくださいね。
【関連記事】
- 「57歳。頑張って働いてきたけれど、最近なんだか虚しい。私のこれまでの人生、何も成していないかも?」/人間関係、仕事、セックス…アラフィフの”モヤモヤ”を一刀両断! 藤森かよこの「読むワクチン」
- 「40代独身です。未来が不安で仕方がありません」/人間関係、仕事、セックス…アラフィフの”モヤモヤ”を一刀両断! 藤森かよこの「読むワクチン」
- 「人生100年時代とかいわれていますが、人生がまだ半分も残っていることにげんなりします」/人間関係、仕事、セックス…アラフィフの”モヤモヤ”を一刀両断!藤森かよこの「読むワクチン」
- 40代・50代へ【一条ゆかりの今週を乗り切る一言】幸せのすぐ後ろには、つねに「不幸さん」が出番待ちしてる
- 年上の親しい人が次々と亡くなり、寂しさが身に染みてきます【50代読者のお悩み】/地曳いく子のババア上等!悩み相談