【独自取材】「私が一番バカでした」偽・森永卓郎氏と偽・堀江貴文氏に騙され2000万円以上を失った被害者が激白「自分は大丈夫と思っていた」 急増する“著名人なりすまし投資詐欺”…あなたがやり取りしているその有名人、本当に“公式”ですか?
(Aさん) 「インターネットで調べ直して、『公式・堀江貴文』ってところにメールしたんです。『実は、森永さんのところで、こういうふうになっているんですけど、おたくのところは大丈夫ですか?』って」 Aさんは、詐欺被害を“偽・堀江貴文氏”に相談したのです。
-(Aさん) -『私は森永卓郎さんの金取引に参加しまして、騙されてしまいました』 -(偽・堀江貴文氏) -『これは詐欺です。もし私を信じていただけるなら、原油を購入して、あなたの以前の損失を取り戻しましょう』
そして、原油への投資を誘うと同時に送られてきたのは、マイナンバーカードを手に持つ堀江氏とみられる人物の写真でした。 -(偽・堀江氏) -『私は自分の身分証を持っている写真を、資金の安全を保証する信託の証として使用しています』
Aさんは、こちらも信じて投資した結果、“偽・森永氏”と同様の手口で30万円が奪われてしまいました。被害が発覚後は警察に相談し、被害届を出したということです。 (Aさん) 「今まで、そういったものはすごく注意してきて、そういう話があっても『自分は大丈夫』と思っていたけど、私が一番バカだった」
Aさんも騙された“森永卓郎氏のニセ広告”について、森永氏の息子・康平氏は…。 (経済アナリスト・森永康平氏) 「父親を使った広告とかを見ていると、『がんで、残された時間はそんなにないから、皆さんに投資のノウハウを教えたい』みたいな形で書かれている詐欺広告が多くて、すごく怒っています」 その被害額は―。 (康平氏) 「聞いている限りで、二人合わせると10億円ぐらい。父親が7億円強、残りが僕って感じです。父親は、ラジオで自身の病気の最近の話とかする機会が多いのですが、そういう最近の話を広告に反映していたりするので、詐欺師も“顔を勝手に使っている著名人たち”が出ているラジオ・テレビの内容をある程度は見ているんだな、というのもわかります」
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