【独自取材】「私が一番バカでした」偽・森永卓郎氏と偽・堀江貴文氏に騙され2000万円以上を失った被害者が激白「自分は大丈夫と思っていた」 急増する“著名人なりすまし投資詐欺”…あなたがやり取りしているその有名人、本当に“公式”ですか?
さらに3月頭には、偽・森永氏のアシスタント『香子』から、老後の“資金倍増計画”と称して追加の投資を持ちかけられました。 (Aさん) 「最初に200万円。次に100万円振り込んで300万円になって、じゃあ500万円にしようかって200万円振り込んで、そのうち何だかんだ言うから900万円、そこから600万円振り込んで、全部で2000万円」 “資金倍増計画”に費やした金額は、1週間で計2000万円。ある“投資アプリ”を紹介され、そこで投資用の口座を開設したといいます。株を売買するタイミングは全て、アシスタントが指示。Aさんは、指示が来ると即、株を売買。得た儲けや損失は、逐一アシスタントに報告していました。
Q.資金を投資するのは、どのような方法でしたか? (Aさん) 「口座振込です。お金を振り込むためのLINE登録を、もう一つするんです。そこに、例えば『300万円振り込みたい』と言うと、『今、口座番号をお知らせしますね』と来るんです。『30分以内に口座に入金してください』って。とにかく30分以内です」 投資用の資金は、全て銀行振込。指定された振込口座には、個人名義のものもありました。 (Aさん) 「個人名や会社名だったりするので、その時には『え~』と思ったんですけど、まぁ魔が差して、振り込んでしまって」 みるみるうちに、“投資アプリ”上での利益は3000万円超えに。元本の2000万円を合わせると、5000万円を超えました。
しかし、3月末に“資金倍増計画”を終え、いざ金を引きだそうとすると、手数料として500万円が必要だと判明しました。支払うための所持金がなく、先に“引き出し”を依頼するも…。 (Aさん) 「結局、凍結されて、全然アプリも動かなくなっちゃった。そのうち、アプリもなくなっちゃいました」 4月初めには“投資アプリ”が消え、アプリ内の口座も全て消滅。実は投資アプリは架空のもので、ようやく騙されたことに気づいたといいます。 しかし、悲劇はこれだけでは終わりませんでした。
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