【独自取材】「私が一番バカでした」偽・森永卓郎氏と偽・堀江貴文氏に騙され2000万円以上を失った被害者が激白「自分は大丈夫と思っていた」 急増する“著名人なりすまし投資詐欺”…あなたがやり取りしているその有名人、本当に“公式”ですか?
また、堀江氏の事務所は「ミヤネ屋」の取材に対し、「活動とは一切関係ありません」と話しています。
LINEグループの“友だち”が実は…巧妙すぎる手口を専門家が解説「詐欺師は“短期間で、どんどん追い込んで、お金を出させる”」
Q. Aさんは1週間に5回・計2000万円を振り込んでいますが、詐欺師は「今がチャンスです」「これを逃したらチャンスはないですよ」と煽って、訳がわからなくなって金を振り込んでしまうという心理にさせるんですよね? (元経産官僚・岸博幸氏) 「投資詐欺をやる詐欺師たちは典型的に、短期間で『今がチャンス』『これを逃したら大変だ』ということを何度も言ってきます。“短期間で、どんどん追い込んで、お金を出させる”というのが、明確な手口だと思います。また、著名人を使った入り口からLINEグループに引っ張り込み、タチが悪い所だと、そこの会員も詐欺師側の人間で、『ここは大丈夫だ』みたいなことを言ってくるというのも聞きます」 Q.Aさんの場合は“偽・森永氏のアシスタント”が出てきましたが、グループLINEだと同じ投資講座に集まった“友だち”が、いかにも「儲かっています」みたいなことを言ってくるということですか? (岸氏) 「そうです。明らかにサクラなんですけど、そのグループの“友だち”が『ここは信用できる』『自分は儲かった』というようなことを言ってくるらしいです」 Q.「無料で教えます」とあったら、本を出版している著名人だと特に、「本のPRも兼ねて無料なのかな」と思ってしまいそうですよね? (岸氏) 「知り合いからも“変な詐欺がある”と連絡をもらうんですけど、『よくネット上で講演や本の告知があるが、本物なのか区別がつかない』と言われます。これも問題だと思います」 (「情報ライブ ミヤネ屋」2024年4月24日放送)
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