【天皇賞・秋】武豊騎手ドウデュース雪辱V 相棒ラストイヤーに信じてつかんだ秋の盾「すごく強い馬…めちゃくちゃうれしい」
鞍上は早くも舶来の強敵とのマッチアップに思いを馳せる。最高の形でスタートを切ったドウデュースの最終楽章。次は、世界が相手だ。(内海裕介)
■ドウデュース 父ハーツクライ、母ダストアンドダイヤモンズ、母の父ヴィンディケイション。鹿毛の牡5歳。栗東・友道康夫厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は(株)キーファーズ。戦績15戦7勝(うち海外3戦0勝)。獲得賞金12億7289万3800円(うち海外2239万6800円)。重賞は2021年GI朝日杯FS、22年GI日本ダービー、23年GⅡ京都記念、GI有馬記念に次いで5勝目。天皇賞・秋は武豊騎手が1989年スーパークリーク、97年エアグルーヴ、99年スペシャルウィーク、2007年メイショウサムソン、08年ウオッカ、17年キタサンブラックに次いで7勝目、友道康夫調教師は初勝利。馬名は「する+テニス用語(勝利目前の意味)」。
★アラカルト
◆武豊騎手 2017年(キタサンブラック)以来の通算7勝目で保田隆芳元騎手に並び最多。JRA・GⅠは23年有馬記念以来で通算82勝目。
◆4年連続JRA・GⅠ勝利 1990─93年メジロマックイーン、96─99年メジロドーベル、2000─03年アグネスデジタル、06─09年ウオッカ、08─11年ブエナビスタ、12─15年ゴールドシップに次ぐ史上7頭目。
◆馬主…(株)キーファーズ 所有馬延べ2頭の出走で初勝利。前回は本馬による23年の7着。JRA・GⅠは23年有馬記念以来で通算4勝目。
◆友道調教師 管理馬延べ16頭の出走で初勝利。これまでの最高は19年(ユーキャンスマイル)の4着。JRA・GⅠは皐月賞(ジャスティンミラノ)以来で今年2勝目、通算20勝目。
◆ハーツクライ産駒 13年(ジャスタウェイ)以来11年ぶりで通算2勝目。
◆生産者…ノーザンファーム 18年(レイデオロ)から7年連続で通算11勝目。JRA・GⅠは先週の菊花賞(アーバンシック)に続く今年6勝目で通算208勝目(ほかにJ・GⅠ3勝)。