優勝M4の巨人痛恨 0-1完封負けで阪神と1・5差 最短V28日、27日の本拠地胴上げならず
「DeNA1-0巨人」(25日、横浜スタジアム) 巨人が今季20度目の完封負けを喫し、優勝マジックは「4」で足踏みとなった。先発の戸郷は7回を投げ、9安打されながらも1失点の粘投。野手も再三の好守を見せたが、DeNAの先発・ジャクソンを攻略できなかった。 【連続写真】転倒した瞬間の浅野の表情 グラブの横で弾むボール 試合は二回、浅野が守備で痛恨ミスを犯した。 この回、先頭・オースティンの打席。1-1から3球目、巨人の先発・戸郷の148キロを狙うと、右翼後方の飛球になった。上空には右から左に強い風が吹き、雨脚も強まるなど悪コンディション。背走した浅野だが、少し目測を誤ったようで、再び前に出ようとしたところを足を滑らせた。 転倒すると、グラブの横でボールが弾む。転々とする間に、オースティンは三塁まで進んだ。記録は三塁打。続く宮崎、桑原と連続四球で歩かせ、無死満塁のピンチを招いた。それでもここで戸柱を二ゴロ併殺、申告敬遠を挟んでジャクソンを見逃し三振に斬った。 最大のピンチは脱したが、続く三回に1死三塁から、佐野の二ゴロの間に先制点を許した。 一方、打線はジャクソンの前に苦戦。一回、五回と先頭が出塁したが、後続が続かず6回を散発2安打。なかなか得点圏にも進めなかった。 この敗戦で、わずかに可能性を残していた27日・中日戦(東京ドーム)での本拠地胴上げはなくなった。最短Vは28日・広島戦(マツダ)。