藤井八冠に「食べてほしい!」“3連敗”雪辱誓う中華シェフの秘策
『名古屋東急ホテル』にて行われた、藤井八冠のタイトル戦。意外な人物がリベンジに燃えていました。それが、対局中のお昼ご飯“将棋めし”で、過去3回、藤井八冠から一度も選ばれていない中華のシェフ。果たして、今回の“秘策”とは。
第3局の会場は“28万円超”のロイヤルスイート
5月2日、午前9時から行われた叡王戦第3局。タイトル保持者の藤井聡太八冠に伊藤匠七段が挑みます。叡王戦第一局では藤井八冠が勝利、タイトル戦連勝記録がかかった第2局では、伊藤七段が藤井八冠に対してタイトル戦で初勝利をあげました。
熱戦が続く叡王戦の舞台は再び名古屋へ。第3局の会場は、名古屋市中区の『名古屋東急ホテル』です。ホテルの最上階にあるロイヤルスイートのお部屋。毎年この部屋に15枚の畳を敷いて、対局場としています。
気になる一泊のお値段は、28万3000円。『名古屋東急ホテル』の伊藤紀代美さんは、「期待もございますけど、準備の段階から最後の最後まで、非常に気を遣いますし大変緊張いたします」と対局時について話します。
藤井八冠が対局で名古屋東急ホテルを訪れるのは、今回で4回目ですが過去に選んだ料理は、3年前がカレー、2年前はオムライス、そして去年はあんかけソースがかかったハンバーグと3年連続で洋食なのです。
この結果に洋食の前島浩行総料理長は、「嬉しいっていうところは、一つあります」と微笑みます。その一方で、中華の坂田博幸料理長は、「藤井さんは3回とも中華の方は頼まれていないので、ぜひ今回、中華の方を取っていただけたら嬉しいかなと思います」と意気込みます。