浦和・スコルジャ監督&原口の復帰後埼スタ初白星か? 中2日C大阪の連勝か?
マチェイ・スコルジャ監督の就任会見および原口元気の加入会見から早くも1か月が過ぎようとしている。 【PHOTO】レオ・セアラ(セレッソ大阪) ふたりの復帰戦となった9月14日『明治安田J1リーグ』第30節・ガンバ大阪戦こそ1-0の勝利を飾ったが、その後は2連敗……。9月21日・第31節は9分にオウンゴール、17分にPKと序盤に不運な形で立て続けに失点を喫すると、ボールを保持するもののFC東京の守備ブロックを崩し切ることはできず、0-2でホーム復帰戦を飾ることはできなかった。 9月28日の前節も16分にCKからヴィッセル神戸に先制点を献上。反撃に出たい浦和だが、神戸の連動したハイプレスに攻め手を欠いた。32分のPKこそGK西川周作がビッグセーブで防いだが、前半終了間際の右SH大久保智明の弧を描いたFKは相手GK前川黛也のスーパーセーブに阻まれた。後半徐々にプレスをかい潜り攻撃の形を作り、67分にはサミュエル・グスタフソン、二田理央、中島翔哉の3枚代えでギアを上げるが、GK前川の牙城は最後まで崩せず。0-1のスコア以上の力負けに終わった。 神戸戦では原口が復帰後初先発。67分にピッチを退くまで、激しさを体現した。さらに前節はアクシデントも発生。ここまでフル出場していたCBマリウス・ホイブラーテンが右眼窩壁骨折と鼻骨骨折の大ケガを負い、85分負傷交代を余儀なくされたのだ。 次節・セレッソ大阪戦はスコルジャ監督がファーストステップに定めた4試合目となる。9月7日の監督就任会見で新指揮官はこうコメントしていた。 「私にとって最初のステップは、まずこれからの4試合。次のインターナショナルマッチウィークのブレイクを迎える頃には、今季どこを目指すべきかがよりハッキリしているだろう。そしてそこでいったん選手を評価するタイミングになると思う」 対するC大阪は上昇気流に乗りつつある。『明治安田J1』第26節・サンフレッチェ広島戦から4連敗、しかも13失点と守備は崩壊していた。しかし、第31節・湘南ベルマーレ戦は早々に先制されながらも、すぐさま得点ランキングトップを走るCFレオ・セアラの2発で逆転すると終盤の猛攻も耐え抜いて9試合ぶりに白星を飾った。続く柏レイソル戦では後半主導権を握るもスコアレスドロー。そして10月2日・ガンバ大阪との大阪ダービーは完全に試合を支配した。前半はL・セアラ、シャドーのルーカス・フェルナンデスのFKがゴールに迫るもGK一森純が好セーブ。だが、後半立ち上がりにFKの流れからDF西尾隆矢が先制弾を叩き込んだ。その後G大阪も盛り返し、82分のオフサイドにはヒヤリとしたが、最後まで守備の集中力を切らさず、1-0で第12節の借りを返した。 リーグ戦の直接対決ではC大阪が23勝6分18敗と勝ち越し、ここ10試合では7勝3敗と圧倒する。6月の第18節でも前半終盤にL・フェルナンデスが味方・敵もろとも欺くロングFKを決めると、後半早々にCKの跳ね返りを右SB奥田勇斗がダイレクトロングシュートをズバリ。77分に途中出場の武田英寿のクロスを同じく途中出場のブライアン・リンセンがヘディングで合わせて1点返したが、C大阪がゴラッソ2発で勝点3を手繰り寄せたのだった。 果たして、浦和がスコルジャ監督&原口の復帰後ホーム初白星を飾るのか、C大阪が中2日の強行軍を跳ね返して連勝をマークするのか。『明治安田J1』第33節・浦和×C大阪は10月5日(土)・埼玉スタジアム2002にてキックオフ。当日は「ビアフェス2024」を開催。チケット発売中。試合の模様はDAZN、テレ玉にて生中継。