オアシス15年ぶり再結成。だがツアー開始しても油断禁物? 兄弟の喧嘩遍歴を振り返る
伝説のバンド、オアシスがついに復活? 1994年にデビューしてからトラブルで有名な兄弟だが、その喧嘩遍歴を人気長寿連載セレブウォッチャーPeachesがチェック!
オアシス復活!?
8月27日、公式インスタグラムでワールド・ツアー<OASIS LIVE 25>の日程を発表したオアシス。昨年の8月26日に同インスタグラムとリアム・ギャラガー、ノエル・ギャラガーそれぞれのSNSに“27.08.24“、“8am”の文字がアップされたため、ファンの間では2009年に解散したバンドの再結成を期待する声が高かった。そんなほのめかしが現実になったのだ。しかし再結成を待望していたファンですら眉唾に思ってしまうほど、バンドを解散させたふたりの確執は凄まじかった?! その兄弟喧嘩ヒストリーを振り返ってみたい。
1994年にデビュー
オアシスが結成されたのは、1991年。ドラムスのトニー・マッキャロルやベースのポール・マッギーガン、ギタリストのポール・アーサーズらが結成したバンド「レイン」が前身で、ここに加入したリアムの提案でバンド名をオアシスへと変更したのだ。別のバンドのローディーだったノエルが加わり、ライブ活動やレコーディングを続けていたバンドはやがて、クリエイション・レコードに見出され、1994年にシングル盤「スーパーソニック」で本格的なデビューを飾った。
最初から喧嘩は絶えなかった!
1994年4月7日、当時、新進気鋭のバンドとして音楽雑誌『NME』の取材を受けたが、リアムとノエルはインタビューの間ずっと卑猥な言葉で互いを侮辱しっぱなし。喧嘩の原因は、この数ヶ月前にオランダに向かうフェリーでリアムが起こした喧嘩騒動。逮捕されて国外追放となったために、オアシスがオランダでパフォーマンスできなかったことをノエルが激怒していたのだ。 音楽ライターのジョン・ハリスがこの時録音した音声は翌年、「Wibbling Rivalry」という14分のシングルとしてリリースされている。また同じく1994年、オアシスはアメリカ・ツアーを開始したが、ロサンゼルスの会場「ウィスキー・ア・ゴー・ゴー」でリアムとノエルが演奏中に大げんか。酩酊状態のリアムは、「たぶん、僕は本当は知りたくないんだ/なぜ君は鼻をほじるのか」などと歌詞を変えてノエルをディスると同時に、アメリカの観客をののしる始末。挙句の果てにはノエルをタンバリンで殴打してしまった。怒ったノエルはツアーを降りてバンドを辞め、サンフランシスコに移動。しかしクリエイション・レコードの重役ティム・アボットに説得されて、数日後にバンドに再加入。ミネアポリスからのツアーに参加している。