今が旬! まいたけの美味しさをキープする調理ポイントとは
身近な食材になったまいたけは、ひらひらした姿がかわいいきのこです。独特のうまみや食感がありますが、扱い方や調理方法を間違うと、おいしさを損なってしまうかもしれません。まいたけ料理のレパートリーを増やしたい方のために、オススメレシピも集めてみましたので参考にしてみてください。 【画像】ばかうま♪まいたけおかず4選 ■まいたけの調理ポイント ・手で割ける カサがひらひらしているまいたけは、どうやってカットしたらいいのか迷ってしまいそうですが、包丁の出番があるのは、根元が白くて固い部分が多い場合のみ。特別大きな株でもない限り、ほとんどのまいたけは手で簡単に割くことができます。もちろん細かくカットしたいときには包丁で。 ・水分が出やすい まいたけはきのこの中でも特に水分量が多く、やわらかい食感もこの水分のおかげ。ただし、加熱すると水分が流出しやすくなるため、べちゃっとした食感になったり、うまみが逃げてしまったりしがち。焼いたり炒めたりする場合には、フライパンをよく温めて、一気に加熱するようにすると◎ ・煮込み料理は水から 加熱料理でも汁物や煮物などは、出てきたうまみや栄養ごといただけます。まいたけだけでなくきのこ全般に言えますが、水から入れて加熱し、じっくりうまみを引き出すといいですよ。 ・保存も水分コントロールがカギ まいたけの水分は加熱しなくても出てきます。購入したパックや袋のまま置いておくと、ひと晩で水滴がついてきます。この水滴に触れることで傷みやすくなるので、保存するときにはキッチンペーパーなどで包んでポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室に保管するのがベスト。 傷んでくると水っぽい見た目と感触になり、ニオイも変わってきます。まいたけ本来のおいしさも損なわれるので、購入して3~4日で食べ切ってしまうようにしましょう。 もっと長く保存したい場合は、使いやすい大きさに割いて冷凍します。冷凍すれば1ヶ月程度もち、使うときも凍ったまま加熱すればOK。 香りが強いまいたけですが、意外にもどんな味つけも調理方法もOK。和でも洋でも中華でも使え、炒めたり煮たり、焼いたり揚げたりと大活躍。調理法によって食感や香りも変化し、それぞれの味わいが楽しめます。 ■まいたけの唐揚げ風 カリカリ焼き 唐揚げの味つけをしたまいたけをカリッと焼きました。まいたけだけで作れる簡単メニューですが、意外においしくてついつい食べすぎちゃう味。まいたけの香りが和らぐので、苦手な人でも食べやすい一品です。 材料(2人分) ・まいたけ……100g ・にんにく……1/2片 ・しょうが……1/2片 ・しょう油……小さじ1 ・片栗粉……大さじ2 ・油……大さじ2 ・ブラックペッパー……お好みで 作り方 ① まいたけを食べやすい大きさに割き、すりおろしたにんにくとしょうが、しょう油を加えて混ぜる。 ② 片栗粉を加えて混ぜる。 ③ フライパンに油を引き、よく温めてからまいたけを並べてカリッと両面を焼く。 外はカリッと中はふわっと食感。お好みでブラックペッパーをかけて召し上がれ♪ (写真・文 よんぴよまま)