<虎に翼>「私がいなくなれば…」羽瀬川なぎ“玉”の悲痛な決意に寄り添う声「自分を責めないで…」
伊藤沙莉がヒロインを務める連続テレビ小説「虎に翼」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。7月24日放送の第83回では、物憂げな表情を見せていた玉(羽瀬川なぎ)の本心が明かされた。「私がいなくなれば、お嬢様は自由になれるんです」と自分を責める玉に、視聴者から心配の声が上がった。(以下、ストーリーのネタバレがあります) 【写真】車椅子に乗る玉(羽瀬川なぎ)。思いは複雑で… ■玉が抱えていた思いとは 「虎に翼」は、日本初の女性弁護士の一人・三淵嘉子さんをモデルにしたオリジナルストーリー。第17週「女の情に蛇が住む?」では、寅子(伊藤)が14年ぶりに涼子(桜井ユキ)と玉に再会してからの展開が描かれている。 戦争と華族制度の廃止によって家族、身分、財産のすべてを失った涼子は新潟に居抜き物件を購入し、喫茶店を開いた。玉と2人で“第二の人生”を始めるためだ。だが、空襲で足が不自由になった玉には、涼子のその優しさがつらかった。玉は、寅子に「私がいなくなれば、お嬢様は自由になれるんです。どうかお嬢様を自由に…」と涙ながら訴え、自分が施設に入所できるよう力を貸してほしい、と頼んだ。 ■「これじゃあ…あんまりです」 寅子たちと出会った頃はどこか自信がなさそうな表情をしていた玉だが、涼子のもとで地道に英語の勉強を続け、寅子が知らない14年の間に大学進学を目指す学生たちに英語を教えるまでに成長した。塾で英語を教える玉は、別人のように凛として自信にあふれ、輝いて見える。 だがその一方で、足が不自由になった自分は涼子の人生の重荷になっていると思い込み、人知れず自分を責めていた。涼子を思い、「身分からも、お母さまからも解放されたのにこれじゃあ…あんまりです」と苦しい涙を流す玉の切ない心のうちを、今作が「カムカムエヴリバディ」(2021-2022年)以来2回目の“朝ドラ”出演となる羽瀬川が繊細に表現している。 玉の苦しい本音が明かされた第83回の放送後は、視聴者からも玉に寄り添う声が続々と上がった。「お嬢様を思うがゆえの玉ちゃんの苦しみにもらい泣きした」の声のほか、「玉ちゃん!自分を責めないで…」「玉ちゃんの気持ちはわかる。でも涼子様にも玉ちゃんが必要だよ!」「涼子様は玉ちゃんがいるから頑張れてると思う」といった玉に寄り添う声、「涼子様と玉ちゃんに幸せになってほしい…」の声も…。放送後には、Xでも「玉ちゃん」がトレンド入りする反響があった。 7月25日(木)の第84回では、寅子が再び涼子たちの店を訪れ、涼子と玉が正面から話し合えるよう取り持つ展開が描かれる。視聴者からは「涼子様と玉ちゃんが気持ちを伝え合うことが必要だと思う」の声も上がった第83回。2人は互いの本当の気持ちを伝え合うことができるのだろうか。