3人分の児童手当「600万円」が、姉の学費「だけ」に使われていた! これって不公平じゃないの?「贈与」や「窃盗」には当てはまる?
親は事情を話すべきだった
兄弟姉妹が不満を持った理由は、姉に600万円使うにあたっての事情説明が事前になかったからでないでしょうか。自分のために用意されているお金が200万円あると思っていたのに、いつの間にかなくなっていたとなれば、不満どころか怒りを覚えるのが自然かもしれません。 「今回は姉に使ったけれど、兄弟姉妹の分もきちんと準備する予定でいる」などの説明を親はすべきでしょう。もし、姉に使うことでほかの兄弟姉妹の学費が奨学金を用いることになるのであれば、いずれ姉にも奨学金のように親に返済してもらうなどの対応をすれば平等かもしれません。
まとめ
児童手当は親のお金なのでどのように使おうと自由です。ただ、本記事で取り上げたケースは、兄弟姉妹間で不満が出るような内容でした。お金に関する不信感というのは一度抱くとなかなか消えるものではなく、家族間となると根深い問題になりやすいので、親は十分に注意する必要があるでしょう。 出典 厚生労働省 児童手当制度の概要 国税庁 No.4405 贈与税がかからない場合 執筆者:佐々木咲 2級FP技能士
ファイナンシャルフィールド編集部