パン屋からディープな酒場まで! エディターの激推し京都グルメ7選
エル・グルメ編集部イチのパン好きのエディターSATOKOが京都を訪れる第一の理由は「京都のパン屋さん巡りをすること」。それにプラスするともっと京都での時間が楽しくなるおすすめを7軒ご紹介。
「ポワン・プール・ポワン」@丸太町
京都の人気パン屋がリブランディング! 京都に行く一番の目的が……このお店に行くことになって1年半が経ちました! そのお店こそ『エル・グルメ』本誌でもおなじみの「ポワン・プール・ポワン」。 京都御所の近くに1989年から30年以上続くパティスリーが本格的なベーカリー機能を携えて早2年。さらに2024年の7月からパンに加えてデニッシュにも力を入れてよりパワーアップ! 店に入ると飛び込んでくるパンはベーカリーシェフである竹内健太郎さんの職人技が光る逸品揃い。十数種類の粉を巧みにブレンドし、湯種や湯ゲルといったマニアックな製法を用いて焼くことで、生地のうま味が際立ち、噛み応えがありながらつるっとのどをすり抜ける驚きの食感に。見た目はハード系のようで食べるとふんわりやわらかい、心地よい裏切りのあるパンにファンが多いのも納得。
今回おすすめしたいのが、マスカルポーネを練り込んだキメの細かい甘めの生地にあふれんばかりのクリームを絞り入れた「クリームパン」。パン職人である竹内さんと同店でパティシエを務める吉岡裕さんが作るカスタードクリームが口のなかで見事に一体化。クリームとパン生地が同じスピードで溶けていく、その食感にエディターSATOKOも「うわっ」と声を上げてしまったほど。
そしてこれからこの店を背負って立つ看板商品になるデニッシュにも注目。バターをたっぷり加えた生地はしっかり織り込んだ24層で、サクサクッとしながらクロワッサンに似たヒキもある。そこにベリーやクリームチーズをトッピング。妥協知らずの職人が揃う「ポワン・プール・ポワン」ならではのおいしさ。
そして何度食べてもその味に感動するのが「カカオ・ド・フリュイ」。いろいろな技法が詰まった高加水の生地(説明するとすごいことになるので泣く泣く割愛)にドライフルーツを存分に加えて熟成させたジューシーな食感が特徴。水分が粉とドライフルーツの両方にしみ込み、みずみずしい生地に。そのまま食べてもおいしいし、少しリベイクしてバターをぬって食べても美味。 7月からデニッシュ系の商品がぐっと増えてショーケースも今までとはガラッと装いが変わる。デニッシュは日ごろのおやつだけでなく、土産にもぴったりなので、ぜひ訪れて! Point Pour Point(ポワン・プール・ポワン) 京都府京都市上京区丸太町通新町上ル春帯町345 営業時間/10:00~18:30 不定休 ※インスタグラムで確認を instagram/@pointpourpoint