笠井信輔さん 長野市で早期発見の重要性訴える リレー・フォー・ライフ長野で講演【長野市】
毎年10月15日からの1週間は「がんと向き合う週間」です。 週末は、がん征圧を目指すチャリティーイベントが開かれ、フリーアナウンサーの笠井信輔さんも参加しました。 ■笠井信輔さん 「なんで今、なんでこのタイミングでがんにならなきゃいけないんだって、私、会社辞めてフリーになって、わずか2カ月でがんになったので」 長野駅東口公園で19日から2日間開催された「リレー・フォー・ライフジャパン2024信州長野」で、フリーアナウンサーの笠井信輔さんの講演会が行われました。 2019年にステージ4の悪性リンパ腫と診断され、4カ月の入院生活・抗がん剤治療を経験。 「早期発見やがんについての知識を深めることが大切」と訴えました。 ■笠井信輔さん 「医療用かつらに助成金が出るなんてみんな知らない。(がんに)なってから知る、遅いんですよ。その前に色んな知っておくべき情報があって、年間100万人が毎年がんになるので、そういう意味で事前に知っておくのがとても大事」 リレー・フォー・ライフは1985年にアメリカの医師が24時間走り続けながらがん患者支援へ寄付を募ったのが始まりのチャリティーイベント。 長野市での開催は今年で12回目です。 がんについて幅広く知ってもらおうと、医療用ウィッグや検診車もブースを構えました。 日没後、がんで亡くなった人をしのぶセレモニー「エンプティテーブル」です。 家族を亡くした女性がつづった詩の朗読が披露され、それぞれが大切な人に思いを馳せる時間を過ごしました。 2日間で延べ600人ほどがイベントに参加。 集まった寄付金は日本対がん協会を通して、がん医療の発展や患者支援などに役立てられます。