[2025初売り] 注目車の攻め方&選び方:ダイハツ ロッキー&トヨタ ライズ【最新値引き&納期情報】
オススメは1.2Lガソリン車。トップレベルの燃費性能がリーズナブルに狙える
────────── ハイブリッド車は、少し割高感な価格感がネック ────────── パワートレーンは、1.2LガソリンNA/1.2Lハイブリッド(シリーズ式)/1Lターボの3タイプ。駆動方式はFFと4WDが選べるが、ガソリン車の1.2L車とハイブリッド車はFFのみ、1Lターボ車が4WDのみと、少し変則的なバリエーションになる。 動力性能と燃費に優れているのは、モーター駆動が主体となるハイブリッド車だが、ベーシック仕様でもロッキーX HEVは221万6500円、ライズハイブリッドGは226万3800円と、車格からするとやや割高感が否めない価格設定だ。 ここまでの予算が出せるならば、格上の1.5Lハイブリッドを搭載するトヨタ ヤリスクロスも視野に入ってくるユーザーも多いはず。ヤリスクロスは頻繁にオーダーストップを繰り返すなど供給面に不安があるが、価格は229万5000円(ハイブリッドX/2WD)からだ。 ────────── ハイブリッド車より約40万円安いガソリン車。コンパクトクラスでこの差は大きい ────────── そこでロッキー/ライズ選びで一番手の選択肢としたいのが、1.2LのNAエンジン車。スペックは最高出力82ps/最大トルク10.7kg-mと控えめだが、軽量ボディと巧みな制御の恩恵で、思った以上に小気味よく走ってくれる。 ランニングコストを大きく左右する燃費性能も、WLTCモードで34.8km/Lを叩き出すハイブリッド車には及ばないものの、ガソリン車も24.6km/Lを記録するなど、内燃機車の中ではトップクラスの性能を持つ。 価格はロッキーLが176万1100円、ライズXが180万700円と、ハイブリッド車に比べると約40万円ほどこなれた予算で狙うことが可能。コンパクトSUVとしてはもちろん、2BOXハッチバックを含めたコンパクトクラスまで広げてもリーズナブルな価格設定だ。 ◆動力性能に優れるのはハイブリッド車だが、このクラスは経済性も重要。価格も含んだコスパの良さはガソリン車に軍配が挙がる。高速長距離での余力感はハイブリッド車に及ばないが、設計年次が新しいエンジン(1.2L)の恩恵もあって、幅広い走行状況をソツなくこなしてくれる。ちなみにガソリン車の4WD車は1Lターボのみ。パンチが効いた力強さは魅力だが、燃費性能に秀でるタイプではないのが弱み。 ◆ロッキーのインパネまわり。前席からの目線も高く優れた運転感覚を持つことも美点。オーディオレス仕様となるので、車載ITは別途購入が必要だ。メーカーOPとしてディスプレイオーディオなどが用意される。 ◆室内長は1955mmで前後席の幅も900mm、荷室奥行きも755mm(通常時)と十分なスペースを確保され、さらにこのカテゴリーで重視される後席まわりの居住性も、巧みな設計を用いることで頭上も足元も十分な広さがある。後席からの視界感覚も良好で開放感も優秀。4名乗車でも快適に移動できることも人気を集める理由になっている。 ◆コンパクトSUVとしては最小クラスのモデルとなるが、荷室も相応な広さが確保される。コンパクト級ハッチバックの代わりとして選ばれるケースも多い。 ◆トヨタブランドとして販売されるライズ。若干装備の違いはあり微妙に価格に差が出るが、基本的な装備機能は共通。グレード展開もロッキーとほぼ同じ内容で販売される。
────────── ●文:月刊自家用車編集部 ※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
月刊自家用車編集部