庵野秀明氏、大ファン公言する「宇宙戦艦ヤマト」の初代声優の生声に感動「録音してもらっていいですか」
映画監督の庵野秀明氏(64)が10日、東京都内で行われた「『宇宙戦艦ヤマト』放送50周年記念セレクション上映【PROGRAM3】」(16日まで)のトークショー付き上映会に初代森雪役の声優、麻上洋子(72、現・一龍斎春水)、漫画家のむらかわみちお氏(60)と出席した。 「宇宙戦艦ヤマト」の放送50周年を記念して、テレビシリーズ全26話から庵野氏が厳選した9話を昨年12月27日から3話ずつ3週にわたり週替わりで劇場上映する企画。 中学2年生から50年来の大ファンを公言する庵野氏は麻上に「憧れなんですよ。第一次声優ブームで麻上洋子っていう名前があると、もう見ていました」と瞳をキラキラ。「中2ですから、この好きという感覚ができたのは森雪が最初だったと思うんですよね。そういう意味では初恋なのかな」と思いを語った。 この日は原画や麻上のアフレコ写真などをスクリーンで披露しながら思い出などをトーク。麻上が「私としては初めのちょっとツンケンしているときの雪が一番好きかな」と語ると、庵野氏は「アレもいいんですけど、後半もいいんですよ」とはにかんだ。 最後に麻上が「1話の時の雪の絵と私の声で1津の女優さんなんだなと思っている。だから新しいヤマトになって違うタッチの雪の顔は違う人の声でいいって思っています」と語ると、庵野氏は「他の声は僕は考えられない。セットなんです」と熱弁。麻上が雪の声で「庵野さん!」と呼びかけると、「ちょっとiPhoneで録音してもらっていいですか」とファンの顔になっていた。 また、3月15~31日に東京・西武渋谷店で「宇宙戦艦ヤマト全記録展」を開催することも発表した。