ドジャースのオフシーズン補強最優先ターゲットは佐々木朗希 先発強化の鍵に ロサンゼルスタイムズ紙報道
ロサンゼルスタイムズ紙が今オフのドジャースのトップターゲットが佐々木朗希投手(23)であると報じている。 今年10月1日、ドジャースのアンドリュー・フリードマン編成本部長と腹心のゲイレン・カーの2人は佐々木を見るために日本にいた。ここ数年、ドジャースのフロントは佐々木を高く評価しており、100マイルを超える直球と華麗な投球内容に魅了されていた。 多くの関係者は、佐々木を17年のオフにエンゼルスと契約した大谷翔平と比較する。佐々木は25歳未満でポスティングされるため、大谷が230万ドルの契約金でエンゼルスとサインしたのと同じで、契約金は巨額なものとはならず、契約したチームで6年間支配下に置かれる。ドジャースにとって理想的なターゲットで、先発ローテーションの大幅な改善につながる可能性がある。 ここ数年、ドジャースは佐々木の成長を見守るために資金を投じ、熱心にスカウティングを続けてきた。今季の佐々木は10勝5敗、防御率2.35を記録。中でも、フリードマン編成本部長が観戦していた試合は特に印象的で、1失点、10奪三振の完投勝利だった。 数日後、フリードマンは「良いピッチングだった」とだけ語っている。そして今、千葉ロッテがポスティングの手続きを始めることになった。ブランドン・ゴームスGMは「投手はいくらいても足りないことは学んだ。投手陣の補強は優先事項になります」とGM会議で明かしている。 佐々木は日本での4年間で100イニングを超えたのは2シーズンだけ。それでも通算防御率は2.10で、9イニング平均で11.4奪三振を記録した。佐々木を獲得しようというチームは数多く出てくる。能力が高いのに、低コストで獲得できるからだ。しかしながら、球界内ではドジャースが最有力候補と見なされている。