吉本新喜劇65周年! 全国ツアー行脚中・間寛平インタビュー
――なるほど。韓国公演を控えているかと思いますが、演出を変える予定などございますか。 「普通通りの新喜劇らしいコメディーはやるんですけど、字幕が出るから、きちんとセリフは覚えないかんなぁと思ってます。(日本語の)ニュアンスがあるので。韓国の笑いに次長課長の河本(準一)が詳しいので、彼を入れる予定です。河本に聞いたら『韓国の人はものすごい笑うし、ものすごいウケるよ』って言うてくれたんです。例えば、ちょっと高いとこにあるものを取るときに、背が届かんから、ちょっとお尻を押してもらう。その時におならがプーっと出ただけで、もう転げまわって笑うって。そんなんやから、安心しといてって河本には言われました。それを聞いた時に、それなら思い切りできるなと。『かい~の』を韓国語でやったらどうなるんかな(笑)」 ――楽しみです。最後に、ご自身の今後の目標を教えていただけますか。 「若い人たちを育てていって、座長になれるぐらいにしてやりたいなと。まだまだ社長が劇場を作っていくって言うてるし、営業もあるし…でも、ちゃんとした座長を作らないかんなと思って。きっと、今の4人だけではやりきれなくなると思うし、あと2~3人は作っとかなあかん。この3人を作るのが大変なんですけど、自信を持って面白い芝居をできる人はやっぱ作らなあかんと思ってます。それができたらもう僕も引退やなと。僕の中ではこの2、3年で座長を任せられる人を育てていきたいなと思ってます」
吉本新喜劇65周年記念ツアーは、来年3月まで全国で65公演以上開催予定。8月17日、18日には韓国・釜山での公演も予定している。また、テレ玉では毎週金曜午後7時より「よしもと新喜劇」を放送中だ。
【プロフィール】
間寛平(はざま かんぺい) 1949年7月20日生まれ。高知県出身。「かい~の」「アメマ」などのギャグで知られる。「痛快! 明石家電視台」(MBS)にレギュラー出演中。2022年、吉本新喜劇のゼネラルマネージャー(GM)に就任。
【番組情報】
「よしもと新喜劇」(MBS制作) テレビ埼玉ほか 金曜 午後7:00~8:00