「スキマバイト」での学童保育職員募集が波紋 塩崎恭久氏「私が厚労大臣だった時は“保育園落ちた日本死ね”が大炎上。日本はまだまだ子ども後進国だ」
元官房長官、自民党所属で厚労大臣などを歴任した塩崎恭久氏は「ちょうど私が厚生労働大臣の時、“保育園落ちた(日本死ね)”が大炎上していた。それが今は学童で、全く子ども中心ではない日本社会の特徴が表れている。社会的養育を受けないといけない子どもに関して、アメリカやカナダなどの予算は日本と100倍ぐらい違う。人が足りないのは人件費がいるということで、予算がないから今みたいな状況になっているのは考えないといけない。子どもの権利が保障されたこども基本法がやっとできたのにこの程度なのは、日本はまだまだ子ども後進国だということ」と指摘した。 なお、さいたま市の担当者は番組取材に対し、「民間業者に委託しており、スキマバイトで職員を募集することは知らなかった」と回答。今後については、「スキマバイトアプリを使った補助員の募集は行わない。アプリで採用する際は、資格を持つ人(放課後児童支援員)に限るようにする」としている。 てぃ先生は「無償化の弊害としてこういう問題が出てきているのではないか。教育も、一部では学童も無料に近い形で利用できるようになっている。保護者にとってはうれしい話だが、そこには大量の税金が投入されている。一方で、働いている我々への還元は遠くなり、還元されないから働く人が少なくなって、結局質も下がってしまう。無償化が回りまわって、実は預けている保護者の方々が損をしているのではないか」と投げかけた。(『ABEMA Prime』より)