【SSPW】“過激な仕掛け人”新間寿会長が魂の大演説
叱咤激励を受けた平井代表「もっと頑張りますので、よろしくお願いします」
会見の終盤に改めて平井代表に質問が行われると。 ――平井代表、先程新間会長から受けた叱咤激励、ありがたいお言葉についてどう受け止めていますか 平井「私たちが今、この現代においてプロレス団体をさせていただき、我々の選手がリングの上で闘わせていただくことが出来るのは、力道山先生、そしてアントニオ猪木会長、そのお2人を支え続けてきた新間会長が命をかけてプロレスというものを盛り上げ、守ってきた賜物だと思っています。新間会長がいつも仰っています言葉、『プロレスは愛である。格闘技は恋である』。プロレスは相手の実力、そして人間、考えながら養った実力を思い切り相手にぶつけて勝つ。それがプロレスだといつも仰っております。その素晴らしいプロレス、愛に満ちたプロレス、新間会長にいつも怒られております私でございますが、これからの人生、新間会長のお言葉、そしてもう1度、新間会長と猪木会長が生んだ世界一のタイガーマスクの団体であるということを、もう1度胸に噛み締めて。でも私たちには、多くの愛情あふれる方々が一緒にいらっしゃいます。新間会長、佐山先生、そしてジャガー様、一般社団法人初代タイガーマスク後援会の皆様、40年間佐山先生を支えるペルクさん、中村さん、いらっしゃって、そしてここに今日来ている選手たち。スーパー、間下、日高コーチ、Sareeeさん、そして今日新たに敵か味方か分かりませんが、新しい敵になっていただいたダーク・ウルフ。ファンの皆さまが『プロレスって本当にいいな』『プロレスを見たい、ストロングを見たい』と思えるように精進していきたいと思います。申し訳ございません。よろしくお願いします。すみません、新間会長。もっと頑張りますので、よろしくお願いします」 ――ここ数年のストロングスタイルプロレスは半分が女子の試合になりました。改めてこの風景についての思いを教えてください 平井「2005年3月にストロングスタイルプロレスを旗揚げして、4年前までストロングスタイルプロレスに女子の選手の対戦カードが入ることはありませんでした。4年前に女子選手の試合を入れさせていただき、そしてジャガー横田様という女子プロレスを作り、女子プロレスをもり立てて、男子に負けないどころか世界最高峰のプロレスを続ける素晴らしい選手、ジャガー横田様に出会い、ウチのプロレスは全6試合の内、3試合が男子、3試合が女子の選手のカードになりました。ジャガー様が最初におしゃっていた『男子の連中に負けない闘いを私がやる。そして私が命がけの闘いをやることで、ストロングスタイルプロレス、スーパー・タイガー、間下隼人、彼らの成長を促すといったらいい言葉ですけど、活を入れて佐山先生の弟子、新間会長の弟子、管轄選手、その選手として恥ずかしくない選手に成長して欲しい。そのための闘いをやるんだ。覚悟して欲しい』と。ハッキリと男子プロレスへの宣戦布告と受け止めました。ジャガー様は話していても優しい、愛情溢れる方です。ただ、プロレスに対して1つでも、1ミリでもなにかあれば、絶対に許さない。その想いをいつも持っていらっしゃいます。それが夜中だろうが、朝だろうが、昼だろうが、プロレスへの思いを24時間感じさせていただける方がストロングに入っていただいて、佐山先生の団体、新間会長の団体をやらさせていただく。この緊張感こそが、佐山サトルのストロングスタイルだと思います。ありがとうございます!」 最後に、新間会長の締めの挨拶が行われた。 新間「6m40の外の話を、今日は本当に私も嬉しく聞かせていただきました。自分がやってきたことは、6m40の中は、選手たちの自分たち、6m40以外の、傍観者の、そういう長いから、そういう思いから、その人達の期待に応えるだけの、そういうものを新日本プロレスの道場では毎日、毎夜、トレーニングが行われておりました。ニューヨークで、ビンス・マクマホン・シニア、NWA総会にいたときのアメリカのプロモーターたちの評判、自分たち、NWA総会のプロモーターたちの言葉を私はお話したいと思います。プロモーターの人たちはなにを言ってたかって、『日本にはニュージャパンとオールジャパンがある』と。『ニュージャパンに行く選手たちは若手の選手を送ってやりたい。オールジャパンには経験豊かな選手を送るんだ』。これがどういうことかっていうと、馬場さんのプロレスというのは、今さら他の者が言葉を添えたり指導するようなところじゃない。本当に優れた人たちがオールジャパンに行っていると。しかし、ニュージャパンに行くと、アントニオ猪木のリングには闘いがある。若手の選手たちに勉強になることがいくらでもあるんだと。『だから新間、我々プロモーターはアメリカで若手の良い選手たちをお前のところに送ってやる。馬場んところには経験豊かな魅せるレスラーを送ってやるから』と、そういうことを言われたことがありました。私にとって本当にアントニオ猪木という人は、6m40のリングの中では神となり、仏となり、そして多くの人を喜ばせる、希望をもたせる、本ッ当に、言葉では言い表せないほどの、6m40の中での神でありました。私はアントニオ猪木、タイガーマスク、藤波辰爾、坂口征二さん。多くの新日本プロレスのメインイベントをやった人たちが、私にとっては神でありました。今日は、本当になんか、思いがけない話を久しぶりにマスコミの人たちと出来て、私自身嬉しく思っております。今日は本当は、私は記者会見に出ないつもりでおりました。出ても面白くない。おんなじような話を繰り返したって、と思っていました。今日は私は久しぶりに昔の新日本プロレス時代の記者会見と同じような気持ちを味わいました。皆さん、本当に今日は私にとって嬉しい日です。本当にありがとうございました。そういうことでございます。佐山ちゃん、ありがとう」 【対戦カード】 《メインイベント レジェンド選手権試合 60分1本勝負》 [第17代王者]間下隼人(ストロングスタイルプロレス) vs [挑戦者]アレクサンダー大塚(AODC) 《セミファイナル 女子タッグ王座選手権試合60分1本勝負》 [王者]ジャガー横田(SSPW女子タッグ王者/CRYSIS/ワールド女子プロレス・ディアナ)&藪下めぐみ(SSPW女子タッグ王者/ CRYSIS/フリー) vs [挑戦者]ダーク・タイガー(DarkerZ)&ダーク・チーター(DarkerZ) 《第4試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負》 スーパー・タイガー(ストロングスタイルプロレス)&船木誠勝(フリー)&ザ・グレート・サスケ(みちのくプロレス) vs ダーク・ウルフ(DarkerZ)&村上和成(フリー)&関本大介(大日本プロレス) 《第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負》 タイガー・クイーン(ストロングスタイルプロレス)&雪妃真矢(フリー) vs Sareee(フリー)&本間多恵(フリー) 《第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負》 関根“シュレック”秀樹(ボンサイ柔術)&日高郁人(ショーンキャプチャー) vs 澤田敦士(無所属)&政宗(フリー) 《第1試合 シングルマッチ 30分1本勝負》 野崎渚(フリー) vs 柊くるみ(プロミネンス) ※対戦カードは変更となる場合がございます。 <写真提供:ストロングスタイルプロレス>
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