タイガー・ウッズが米ロス郊外で車横転大破の大事故…無事救出も複雑骨折した両脚を緊急手術中
メジャー優勝15度を誇るプロゴルファーのタイガー・ウッズ(45)が23日(日本時間24日)、ロサンゼルス郊外で運転していた車が横転、大破する大事故を起こしたことが明らかになった。命に別状はないと見られているが、深刻な大事故で、現在、負傷した脚の緊急手術を行っているという。 ニューヨークタイムズなど複数の米メディアが報じたところによると事故は23日の午前7時12分頃、ロサンゼルス郊外のローリングヒルズ・エステーツとランチョ・パロス・ベルデスの境界線付近で起こった。ロサンゼルス郡保安官局の発表によるとウッズが運転していたSUV車は、道路を飛び出し緩やかな崖になっている草地で横転。フロントガラスが割れるなど大破した状況で、駆けつけたロサンゼルス郡の消防士や救急隊員が斧のようなものを使って壊れた車をこじあけて救出、すぐに病院へ搬送したという。 「ゴルフダイジェスト」の取材にウッズの長年の代理人であるマーク・スタインバーグ氏が答えた内容によると、命に別状はないが「複数の足の怪我を負っており現在手術中」だという。同乗者はいなかった模様。 ウッズは昨年の12月以来、公式試合に出場しておらず、この1月に背中の手術を受けていた。先週末にはPGAツアーの「ジェネシス・オープン」を主催、22日にはロスアンゼルス郊外のローリングヒルズカントリーでのイベントでNBAのドウェイン・ウェイドらと交流している姿がSNSにアップされていた。ウッズは、4月に行われるマスターズで復帰する意向を示しており、CBSのインタビューに「私はそう願っています。まずはそこに出場しなければ」とも答えていたが、その復帰計画も、今回の事故により絶望的になった。怪我の状況次第では、選手生命を左右することにさえなりかねないだろう。 事故の原因は明らかになってはいないが、ウッズは過去にも交通事故を起こしている。2009年11月にはフロリダ州オーランドの自宅近くで交通事故を起こし救急車で搬送された。この際、不倫スキャンダルが発覚。無期限のツアー欠場を余儀なくされた。 2017年5月には、職務質問を受けた際に呂律が回らず、飲酒や薬物使用の疑いによる運転マナー違反で逮捕された。その逮捕時の動画や公開されたまるで犯罪者のような写真が衝撃的で社会的な波紋を呼んだ。調査の結果、飲酒や禁止薬物の使用ではなく、医師に処方された薬だったことが判明したがダメージは大きく、またツアー離脱を余儀なくされた。今回の事故の原因については、現在、司法当局が調べているという。