やよい軒の「すき焼き定食」に“1,060円の価値”はあるのか。吉野家・すき家と比較して“圧倒的だったポイント”
「大判のすき焼き肉」が特徴の吉野家
お次は「吉野家 牛すき鍋膳877円(税込)」。 店舗によっては、ご飯の増量・おかわりが無料となっています。公式HPでは、こちらも半日分の野菜が摂れることが謳われているほか、「大判のすき焼き肉」がポイントとなりそうです。いざ実食! 割り下はかなり甘めの仕上がり。肉はたしかに大判かつ、脂身が多めなのが特徴で、脂身の甘みが割り下の味付けと非常によくマッチしていると感じました。 野菜は白菜、にんじんに加え、玉ねぎも入っており、玉ねぎが割り下の甘さを支える要因となっていそうです。白菜に厚みがあり、食べごたえがあるのもグッド。豆腐が入っているのも、地味ながらうれしいポイントです。 難点になりうるのはうどんで、きしめんのような平たい形状をしていてかなりやわらかく、単体で食べると物足りなさを感じてしまいました。 玉子を絡めなくても味わいが成立しているため、玉子にくぐらせると少々塩気が薄く感じられる方もいるかもしれません。「甘めの味付けがお好きな方」はぜひチェックしてみてください。
やよい軒の「すき焼き定食」の実力は?
そしてラストは「やよい軒 すき焼き定食1,060円(税込)」。公式HPによると、「甘めの味付けで、しっかりタレが染み込んだ牛肉と野菜がたっぷり、讃岐うどんも入った贅沢な一品」とのこと。その実力はいかに……? 結論から言うと、牛丼チェーンよりやっぱり旨いです。かなり明確な違いがありました。 割り下は甘辛い味付けの中に、牛脂の甘みと深み、香りまで感じる本格派。特筆すべきは牛肉で、肉の厚みと、赤身の豊かな旨みと脂身のコクのある甘みが、牛丼チェーンと比べワンランク、ツーランクくらい上の味わいだと感じました。 しっかりめの味付けが、玉子に絡めるとまろやかに変化するバランスもばっちり。割り下をしっかりと吸ったうどんにも、自然な小麦の風味が感じられました。 牛脂が甘やかに香り、角が取れた深みのある味わい。牛丼チェーンより、「本格度がかなり高い」という評価となりました。もっと肉をお腹いっぱい食べたい! という場合は、お肉2倍増量のすき焼きが1570円(税込)でラインナップされていますよ。