ショルツ独首相、党内で交代圧力 ピストリウス国防相擁立も
Andreas Rinke Sarah Marsh [ベルリン 19日 ロイター] - 支持率が低迷しているドイツのショルツ首相に対して、来年2月に予定されている総選挙で社会民主党(SPD)の首相候補を降りるよう圧力が高まっている。 SPD内部ではショルツ氏よりも人気の高いピストリウス国防相を支持する声が強まっている。18日にはノルトライン・ヴェストファーレン州の議員2名がショルツ氏の立候補に疑問を呈した。 SPDの首相候補の正式決定は月末に予定されているが、党内での議論を早急に終わらせるために早まる可能性もある。 世論調査ではSPDが現在3位に低迷している。ショルツ氏は続投に意欲を示しているものの、プーチン大統領との電話会談などで国際的にも批判を受け、国内外で困難な状況に直面している。 ピストリウス氏は党の首相候補に立候補する意向かとの質問に対し、SPDにはショルツ氏という候補者がいると繰り返し述べており、立候補を否定している。