なんと「海外の20代の若者たち」が「日本のファッション」を好んで購入しているという意外な実態
越境EC、次の市場は台湾
越境ECではアメリカが最も大きな市場となっていましたが、今後は台湾にも注目したいところ。というのもメルカリは「台湾セブンイレブン」を運営する統一超商股份有限公司と越境取引事業の強化に向けた業務提携を締結しています。越境取引を通じて購入された「メルカリ」の商品を7,000店舗以上の「台湾セブンイレブン」の店舗で受け取ることが可能なったのです。メルカリは2024年8月に越境取引を通じて台湾に進出をしていて、サービスを開始して約1か月で登録者が5万人を越えています。今回の台湾セブンイレブンとの連携も、よりスムーズに商品を受け取れるようにするため。 参考:<メルカリ台湾越境本格開始 イベントレポート>メルカリ、「台湾セブンイレブン」と連携し7,000店舗以上で「コンビニ受取りサービス」を開始 また楽天ラクマも台湾の越境サービス「Bibian」と連携して、「ラクマ公式ショップ」のリユースブランド品やファッションアイテムを購入可能にしました。 比比昂株式会社が運営する「Bibian」は、台湾在住のユーザー向けに世界中のECプラットフォームなどから商品の購入代行を行う越境EC事業者の1つです。今年6月、「台湾ファミリーマート」アプリにおいて日本の商品が購入できる「比比昂日貨」を開始しています。そして「比比昂日貨」のサービスとして日本のリユース品を取り扱う「比比昂日貨二手精品」が同アプリ内で新たに開始されたため、「楽天ラクマ」が「ラクマ公式ショップ」との連携を開始しました。 参考:「楽天ラクマ」、台湾の「ファミリーマート」アプリ内でリユース商品の出品連携を開始 メルカリも楽天ラクマも台湾へのアプローチを強化していることもあり、今後は台湾への越境ECが注目されそうです。
川崎 さちえ(フリマアプリ・ネットオークションガイド)