【全国の活断層】地震発生確率「Sランク」はどの断層?そこに『能登半島地震の活断層』がないのはナゼ?南海トラフ巨大地震は70~80%の発生確率【海溝型地震】
南海トラフはM8~9級 海溝型地震の長期評価
地震調査委は、プレート境界やその付近で起きる地震(海溝型地震)についての長期評価も去年、発生確率などを公表しました。30年以内の発生確率が26%以上のⅢランク(高い)を見ていくと、80~90%といった高い確率が示され、地震の規模も南海トラフなら8~9クラスと巨大で、宮城県沖は前年に比べて発生確率が引き上げられました。 以下、それぞれ予想される地震の規模、30年以内の発生確率の順に記載しています。 〇千島海溝 ・超巨大地震(17世紀型)【8.8程度以上 7%~40%】 ・根室沖【7.8~8.5程度 80%程度】 ・色丹島沖及び択捉島沖【7.7~8.5前後 60%程度】 ・十勝沖から択捉島沖の海溝寄りのプレート間地震【津波マグニチュード8.0程度 50%程度】 ・沈み込んだプレート内やや浅い地震【8.4前後 30%程度】 ・沈み込んだプレート内やや深い地震【7.8程度 50%程度】 ・ひとまわり小さいプレート間地震 十勝沖・根室沖【7.0~7.5程度 80%程度】 色丹島沖・択捉島沖【7.5程度 90%程度】
宮城県沖(陸より)発生確率が70~90%に引き上げ
〇日本海溝 ・青森県東方沖及び岩手県沖北部【7.9程度 10%~30%】 ・海溝寄りのプレート間地震【津波マグニチュード8.6~9.0 30%程度】 ・沈み込んだプレート内の地震【7.0~7.5程度 60%~70%】 ・ひとまわり小さいプレート間地震 青森県東方沖及び岩手県沖北部【7.0~7.5程度 90%程度以上】 岩手県沖南部【7.0~7.5程度 30%程度】 宮城県沖【7.0~7.5程度 90%程度】 宮城県沖の陸寄りの地震【7.4前後 70%~90%】※去年は70~80% 福島県沖【7.0~7.5程度 50%程度】 茨城県沖【7.0~7.5程度 80%程度】
南海トラフは70~80%(30年以内発生確率)
〇相模トラフ ・プレートの沈み込みに伴うM7程度の地震【7程度 70%程度】 〇南海トラフ ・南海トラフ【8~9クラス 70%~80%】 〇日向灘及び南西諸島海溝周辺 ・与那国島周辺のひとまわり小さい地震【7.0~7.5程度 90%程度以上】 ・南西諸島北西沖の沈み込んだプレート内のやや深い地震【7.0~7.5程度 60%程度】