福島第1原発の9回目放出 「モニタリング徹底する」=韓国政府
【ソウル聯合ニュース】韓国国務調整室の金鍾文(キム・ジョンムン)第1次長は25日の記者会見で、9回目となる東京電力福島第1原発の処理済み汚染水の海洋放出が26日に始まるとして、「これまでと同様、リアルタイムの放出データや福島付近海域のトリチウム(三重水素)濃度などのモニタリングを徹底し、専門家派遣などで放出状況をきめ細かく確認・点検するなど国民の健康と安全のため最善を尽くす」と強調した。 また、「一部の国で日本産(水産物の)輸入規制緩和を検討しても政府は輸入規制措置の緩和を検討していない」とし、「国民の健康と安全のためにはいかなる妥協も不可能」と述べた。中国政府は20日、全面停止していた日本産水産物の輸入を段階的に再開する方針を発表した。 東京電力は昨年8月に海洋放出を開始し、これまで8回にわたって計6万2600トンの処理済み汚染水を放出した。廃炉完了目標の2051年までに放出を終える計画だ。
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