小学2年生の娘「自分の心と身体ってどうやって大事にしたらいいの?」いじめに悩む娘の言葉がきっかけで…”性教育”の重要性に気付く、その訳とは
わが子との向き合い方
なおさんのSNS発信の中に「小学4年生の娘から『赤ちゃんできたかも』と泣きながら報告が!」という投稿があります。そのときのなおさんは「え?まさか!」と一瞬だけ時間が止まったように感じたといいますが、その後のやりとりに驚かされました。 娘さんに生理が来ていなかったことや、娘さん自身が赤ちゃんがどうやったら出来るかを知っていたこと、セックスをするということは責任が伴うことなど、日頃から話をしていたなおさんは、娘さんが「何か勘違いしたんだろうなと」すぐに見当がつくなおさん。 なおさんは、娘さんが小学3年生のときに家庭で生理や性交について教えていたといいます。 「学校で教えてもらえると思っていましたが『はどめ規定』があることや、学校教育だけでは不十分だということを知ってからは、積極的に家庭でも話をするようにしました」
なおさんと娘さんの会話
性教育は「わざわざやるぞ!」と意気込んでするものではなく、日常会話の中で普通に話しているというなおさん。 なおさん自身が生理のときに、あえて娘さんと一緒にお風呂に入ったときの会話では…。娘さんの生理への疑問に対し「赤ちゃんを産めるのは女の子だけだから、生理はとても大切なしくみなんだよ」と説明しました。 他にも、ドラマなどで少し乱暴なシーンがあったとき、娘さんへ「この男性は、この女性のこと大事にしてると思う?」と質問すると「全然思わない」と返ってきたため、もし暴力を振るわれたときは「誰かに相談することが大事」と伝えたといいます。 また、ニュースを見て「性被害ってなに?」「不純異性交遊ってなに?」「痴漢ってなに?」など、娘さんが外から仕入れた情報から様々な質問をしてくるたびに、聞かれた質問に対し基本的にごまかすことなく伝えているといいます。 「大人が気まずいと思った表情や、言葉の詰まりを子どもは敏感に察知して、今後聞いてこなくなり、何かあったときに相談してもらえなくなるのが1番の問題になります」 性教育の基本は「自分自身を大事にすること」「自分自身を大切だと思えること」だと、なおさんは話します。