将棋・羽生九段が歴代最多1434勝で会見(全文2完)対局中、記録は意識しなかった
何がモチベーションのもとになっているのか?
報知新聞社:報知新聞の北野と申します。記録達成おめでとうございます。伺いたいんですが、モチベーション、情熱の【シンゲン 00:12:23】になっているものは、次の1勝なのか、それとも将棋をもっと先まで理解したいと思っているそちらなのか、どちらなんでしょうか。 羽生:もちろん1局指せばまた新しい発見もあるので、そこは1つのモチベーションには間違いなくなっているとは思います。将棋そのものを解明しようとか、そういうことはあまり思ってないというか、限りなく不可能なことだと思っているので、ただ自分なりに少しでも前に進めたらいいなっていう気持ちは、いつも持っています。 報知新聞社:もう1点、今回の記録で、大きな節目となる記録ではほとんどもうこの世界に達成すべき記録というのは、ほとんど残ってないって言っても過言ではないくらいだと思うんですけれども、まだ40代でお若くて、これからの棋士人生をどういうふうに歩み続けていきたいなという思いでしょうか。 羽生:いや、ただ、ここ最近のほうがやるべきことが多いというか、非常に若くて強い人がたくさんいる状況なので、そういう意味ではここ最近のほうが課題はたくさんあるっていうところですかね。そこが1つ、前に進んでいく原動力になればいいなと思っています。 司会:よろしいでしょうか。ではそのほか質問のある方。お時間、じゃあ最後の2人にしたいと思います。まず後ろの方から。
視聴者に一言お願いしたい
AbemaTV:羽生先生、私、AbemaTVの【コイズミ 00:14:14】と申します。いつもお世話になっております。今日は朝からAbemaTVを通しまして全国のファンが羽生先生のことをずっと応援してました。最後にひと言AbemaTVに、視聴者の皆さんにひと言いただけないでしょうか。お願いします。 羽生:いつもご視聴いただいてありがとうございます。最近は本当にありがたいことにたくさん中継をしていただく機会が増えて、ファンの皆さんにも楽しんでいただけるような将棋が引き続き指せるように頑張っていきたいと思ってますので、今後ともよろしくお願いいたします。 司会:ありがとうございます。では最後の質問にしたいと思います。前のほうにマイクお願いします。