ECB、ユーロ圏中核国の政治危機の中で政策決定へ-高い不確実性
ラガルド総裁は10月、ユーロ圏経済活動に対する最大の脅威として、ウクライナや中東での戦争を挙げていた。その数日後にトランプ氏が米大統領選に勝利し、新たな貿易戦争が最大の懸念事項となった。しかし今、不確実性の主な要因は突然、ユーロ圏内部に起因するものとなった。
INGのエコノミスト、シャルロット・ドモンペリエ氏は「ECBにとって重要なのは、ユーロ圏の見通しについてより多くの不確実性があることだ。これは成長を妨げるもう一つの要因だ」と述べた。
原題:Turmoil in Paris and Berlin Overshadows ECB Policy in Frankfurt(抜粋)
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Alexander Weber