米国防法案、両院通過 未成年の性自認医療支出は一部禁止
【AFP=時事】米上院は18日、総額8840億ドル(約137兆円)の国防権限法案を可決した。軍人の給与を引き上げる一方で、軍人のトランスジェンダーの子どもに対する性転換医療など「ジェンダー・アファーミング・ケア(性自認に合わせた医療)」への資金拠出は一部阻止する内容となっている。 【写真】米下院議長、トランス議員の女性トイレ使用禁止を支持 法案は1週間前、共和党が多数を占める下院を通過していた。下級兵士の給与を14.5%、それ以外の兵士の給与を4.5%引き上げることが盛り込まれている。 一方、ジェンダー・アファーミング・ケアをめぐっては、共和党の横やりが土壇場で入り、「不妊」につながる結果を伴う場合には禁止されることになった。 法案の下院通過後、マイク・ジョンソン議長は「若者に恒久的な害を与え、不妊にする可能性のある手続きや治療を支援するために税金を使うべきではない」と語っていた。【翻訳編集】 AFPBB News