マーケター向けベストAIツール2024、SEOや分析、インフルエンサーマーケも変わる
マーケティングタスクにおけるChatGPTの存在感
ほとんどのAIマーケティングツールは、OpenAIのAPIを活用しているのが現状だ。このことを踏まえると、柔軟性という観点からも、ChatGPTの存在は無視できない。 特に、検索機能が追加(GPT-4oモデル)されたことによるリサーチ能力の強化は特筆に値する。ブログを作成する際、コンテンツの信頼性は、リサーチと引用ソースに依拠するところが大きい。多くのAIマーケティングツールはSEOキーワード分析機能などを備えるが、一般情報のリサーチ機能が弱かったり、備わっていない場合がほとんど。 関連トピックや注目キーワードなどをプロンプトに入力することで、グーグル検索に比べよりカスタマイズされたリサーチを実行することが可能となる。また、このリサーチによって明らかになったファクトをもとにアウトラインを作成したり、翻訳や推敲など、スムーズなワークフローも実現できる。 現在、OpenAIの「o1-preview」モデルが市場で最も高いパフォーマンスを持つとされているが、Web検索機能はついていない。もしo1モデルに検索機能が備わった場合、ChatGPTは、上記のマーケティングツールにとって大きな脅威になる可能性もあるだろう。
執筆:細谷 元、構成:ビジネス+IT編集部