マーケター向けベストAIツール2024、SEOや分析、インフルエンサーマーケも変わる
日本語でも使えるツール、Jasperを詳細解説
数え切れないほどのAIマーケティングツールがある中で、いち早く大規模言語モデルを統合し、この分野で強固な地位を確立したのがJasperだ。そこで本ツールはさらに掘り下げて解説したい。 創業は2020年、当時最新モデルであったOpenAIのGPT-3モデルを組み込んだアプリケーションの提供を開始。その後OpenAIモデルの進化に伴い、生成精度を向上させつつ、アプリケーション機能を強化し、現在に至る。 基本的なターゲットは英語圏のユーザーであるため、アプリ操作の言語は英語となるが、言語設定において、日本語出力を選択することができ、日本市場向けのコンテンツを生成することも可能だ。 Jasperの主要機能には、たとえば「コンテンツマーケティング」であれば、ブログ生成、ランディングページ生成、コンテンツリライト、コンテンツ翻訳などが含まれる。 Jasperでブログコンテンツを生成する場合、入力するインプットは「トピック」「オーディエンス」「アウトライン」の3つのみ。これらに任意の情報を入力するだけで、ブログコンテンツを生成してくれる。 注意したいのは、基本情報だけで生成されるコンテンツは、幅と深みがまったくないものであるため「Add more information」で、必要な情報を追加すべき点だろう。この項目では、テキスト、ファイル(PDFなど)、URLによる情報追加が可能で、ブログ生成の際、AIはこれらの情報にアクセスし、コンテンツを生成することになる。 実例として、本稿と同じ「2024年のベストAIマーケティングツール」をトピックとして、ブログコンテンツを生成してみたところ、以下のようなブログが生成された。具体的な事例が含まれておらず、ブログとして満足できる水準には至っていないが、アウトライン/アイデアとして活用するのであれば問題ないと思われる。追加情報の整理、ブランドボイスの追加などにより、品質は高まるはずだ。