【読み物】実はこんなにある! 魅力的な日本メーカーの海外仕様SUV&ピックアップ【パート2】
マツダ BT-50「マツダ唯一のピックアップトラック」
マツダ BT-50は、オーストラリアとASEAN地域で販売されている、マツダが唯一のピックアップトラックです。ベースとなるモデルはいすゞ D-MAXで、フロントマスクをはじめとした各部をマツダのデザインに合わせたOEM車となります。 フロントマスクはCX-8やCX-9といったひと世代前のデザインテイストが採用されています。ボディ形状は2ドア2人乗りのシングルキャブ、2ドアでシート後方に荷物などをおけるスペースを設けたロングキャビン仕様のフリースタイルキャブ、4ドア5名乗車が可能なデュアルキャブの3タイプを用意。全ボディタイプに荷台部分を簡易的なものにしてカスタムを可能した仕様も用意されています。 エンジンは1.9L直4ディーゼルターボ(最高出力110ps、最大トルク350Nm)と3L直4ディーゼルターボ(最高出力190ps、最大トルク450Nm)を用意。トランスミッションは6速ATと6速MTが、駆動方式は全グレードで2WDと4WDが用意されています。 ボディサイズは全長5280~5320mm✕全幅1870mm✕全高1785~1810mm、ホイールベースは3125mmです。トヨタ ハイラックスや三菱 トライトンとほぼ同じサイズということ、現在販売されている地域は日本と同じ右ハンドルの国が多いことなどを考えると、日本で発売してもそれなり受け入れられそうな、そんなピックアップトラックです。
スズキ フロンクス「都会的かつスタイリッシュな世界戦略モデル」
スズキと言えばインド市場で大きなシェアを持つメーカーです。そして彼の地現地法人であるマルチ・スズキが魅力的なモデルを販売しています。 最初にご紹介するモデルが、クロスオーバーSUVの「フロンクス」です。リアまわりをクーペスタイルとした力強さと流麗さを強調したエクステリアデザインを採用しました。インド仕様のボディサイズは全長3995mm×全幅1765mm×全高1550mm、ホイールベース2520mmとコンパクトにすることで、インドの道路事情を考慮して取り回しやすくしたほか、全方位モニターも用意されています。 インテリアは上質感のあるしつらえの内装と十分なスペースを確保した快適な空間を実現しています。それと同時に、ヘッドアップディスプレイなどの先進装備を採用したほか、ワイヤレスチャージャーや後部座席用エアコン送風口なども備えています。 インド仕様のパワーユニットは、1L直3直噴ターボ+モーターのマイルドハイブリッドと、1.2L直3ガソリンで、トランスミッションは1Lマイルドハイブリッドに5速MTまたは6速ATが、1.2L直3ガソリンエンジンには5速MT/5速AGS(AMT)が組み合わされます。ちなみに、フロンクスはインド以外に中東、アフリカ、南米でも展開されるモデルで、これらの地域向けには1.5Lエンジンが搭載されています。
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