きょうだいにマカヒキやウリウリ 初戦に向け調整続くアッサジャン/関東馬メイクデビュー情報
師走の中山開催も2週目を迎え、メイクデビューは土日で計4鞍が組まれている。土曜日の芝1600mには各厩舎の素質馬がスタンバイしており、どの馬が勝ち上がるのか注目だ。 【12月7日(土) 中山芝1600m】 ◆アッサジャン(牝、父ブラックタイド、母ウィキウィキ、美浦・国枝栄厩舎) 半兄にダービー馬のマカヒキ、半姉にウリウリ(京都牝馬S、CBC賞)がいる。10月中にゲート試験に合格し、その後も順調に乗り込みを進めてきた。「デビュー前としてはしっかりと動けている。ひとまずはマイルくらいの距離が良さそう」と国枝栄調教師。鞍上は荻野極騎手が予定されている。 ◆アルメントフーベル(牝、父サートゥルナーリア、母アメリ、美浦・宮田敬介厩舎) 祖母のアゼリは米G1を11勝した歴史的名牝。兄姉はプライムフェイズ(3勝)、ガンダルフ(4勝)、ドゥムーラン(1勝)が勝ち上がっている。東京開催でのデビューを見送り、ここまで予定を延ばした。「まだ色々と課題があるけど、調教の動き自体は悪くない。しっかりとすれば走ってきそうです」と宮田敬介調教師。鞍上は調整中となっている。 ◆ギフテッド(牝、父モーリス、母ルパンII、美浦・武井亮厩舎) 半兄にファントムシーフ(共同通信杯)、ディスペランツァ(アーリントンC)がいる。「いい背中をしている。まだ動き切れないような感じがあるけど、ひと追い毎に良くなってきています」と武井亮調教師。鞍上は菅原明良騎手が予定されている。 ◆ブルスカメンテ(牝、父ドゥラメンテ、母スウィッチインタイム、美浦・黒岩陽一厩舎) 1歳上の半兄ダノンスウィッチは現2勝。祖母のスウィッチは米G1を2勝している。「小柄で少し非力な部分があるけど、走りは軽い。芝で良さそうだし、まだまだ良くなってくると思います」と黒岩陽一調教師。鞍上は調整中となっている。 ◆ルナルーチェット(父ブリックスアンドモルタル、母イルミナント、美浦・国枝栄厩舎) 母は米G1(ゲイムリーS)の勝ち馬。半姉にライトクオンタム(シンザン記念)がいる。「小柄な牝馬で仕上がり自体は良さそう。しっかりと動けているし、いいスピードがありそうです」と国枝栄調教師。鞍上は津村明秀騎手が予定されている。 (取材・文:竹之内元)